雲の王:川端裕人(集英社2012)
南大東島の気象台で行われるラジオゾンデの放出。これを美晴は業務として行っている。
美晴は気象を扱う一族の末裔として、秘めた能力を持っており、その能力を現場で扱う事を外番というらしい。早くに父母を亡くした本人は子どもの頃の台風の記憶と給費全寮制という特徴から気象大学校へ入校し気象庁で働いている。仕事を継ぐために夫は実家の鹿児島に帰り、別れた美晴は一人息子と暮らしている。
放球