2010-01-26
離陸の段階では全く雲一つない晴天の中での、航空自衛隊次期輸送機の初飛行が執り行われ、1時間強岐阜の美濃にある各務原から飛騨にあるG空域への試験飛行を経て無事着陸した。
去る平成21年には喉に刺さった刺であった搭載エンジンを巡る贈賄事件の高等裁判所の判決もおり、技術以上に誰がこの刺を抜くかと竦み脚であった案件の「すがこも溶けた」塩梅だった。
欧州の纏めた A400Mは自重の増加で31tの装甲車を積むのに四苦八苦している。中胴の強度不足などの試練はXC-2も同様だが、流石に2桁にのぼるA400Mの様な自重の増加は無い。いざとなれば、TP400のように1機種1機関のような逃げ場の無いA400Mと違って、CF-6E (A330用)もあれば、ハードルはより高いが787の使うGEnx[pdf IHI]やKHIも参画しているPW4000、Trent[日本航空機エンジン協会pdf]のような選択肢も発注者側の神託のないYCX [pdf p8]では不可能ではない。
YOSHI'S HOMEPAGE らくがき帳
2006-05-07
さて、そろそろC-Xも開発佳境に入ってきた今日この頃です。
この子は珍しい特性をもっており、日本で独占するのはもったいありません。
PKFに参加の各国に是非提供すべきと思います。
もっとも、程度問題はありますので、朝日新聞も渋面を緩ます国に限定
いずれの国も国連活動に積極的でありPKOやPKFの活動を指導する立場にあります。多くの人員を送り出していますが、それを支える補給手段に困っているのが実情です。
川崎が作っているC-Xは、そもそもの発想がPKOにおける日本の補給をどうするかという点を織り込んだ物です。南北に長い日本、硫黄島への補給で難渋している日本。
今でもマニラに行く前に1回那覇に寄っていくC-130Hより重い物を遠くまで速く運べます。
項目 | C-130H | C-130J | C-X | A400M |
巡航速度 | 550km/hr | 630km/hr | 890km/hr | 864km/hr |
航続距離(積載量) | 6000km/9t | 5,100km/18t | 5600km/37t | 6390km/20t?? |
C-Xユーザーにふさわしい2国にロジスティックの柔軟さを供与することは国連中心主義の日本にとってふさわしい貢献と思われます。
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