第67回日本病跡学会総会

The 67th annual meeting of japanese association of pathography

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What ’s New

2020.7.20  

プログラムの変更です。演題A1が演者の都合で取り下げとなりました。このため第1日午前の日程を20分早めます。

第1日にランチョンセミナーの開催が決定しました。新型コロナウイルス感染予防の観点から、大講堂(飲食禁止です)で講演を開催したあと、お弁当を配り、会議室をいくつか開放しますので、距離をとってお召し上がりいただくようにします。

2020.6.8  

タイムテーブルを更新しました。プログラム・抄録集は、学会誌99号とともに、6月下旬頃発送の予定です。

2020.5.20 

「会場アクセス」「学会参加者へのご案内」「一般演題の発表者・座長の方へ」を更新しました。

2020.4.19

新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、第67回日本病跡学会は8月22日(土)・23日(日)に延期いたします。

2020.2.28    演題募集の締め切りは3月14日に延長しました。

2019.12.20  演題募集を開始しました。

2019.10.30    HPを公開しました。

ご挨拶

開催概要

 第67回日本病跡学会総会は、1988年の第35回総会(宮本忠雄会長)、2011年の第58回総会(加藤 敏会長)に続き、自治医科大学にて開催させていただきます。思えば、2011年の総会では開催を3カ月後に控えて東日本大震災が発生し、計画停電のなか開催の可否の決断を迫られました。あのとき何としても開催するため自家発電機の調達まで考慮された加藤先生の強い意志を継承していきたいと思っています。

 テーマは「周縁と底流」としました。グローバル化の時代、もはや世界に外部はないのかも知れませんが、新たな力は周縁から生じてくるものです。精神医学から見れば周縁的ということになる病跡学が臨床に刺激を与えることを期待していますし、病跡学のなかにおける周縁的なテーマが、さらに学全体に活力を生み出すことでしょう。他方、病跡学には精神科臨床や心理臨床の底流が流れています。ここも大事にしていきたいところです。

 実は「周縁と底流」という題目は特別講演にお呼びした音楽学の伊東信宏氏の仕事から触発されたものです。氏の仕事ではヨーロッパ音楽における周縁と底流を探って新たな視座を見出されていると感得していました。今回は孤高のピアニスト、グレン・グールドを取り上げて興味深いお話が聞けると思います。そしてシンポジウムではまさに病跡学の底流を掘り起こしてみたいと願う「病跡学の底を掘る」と、いまだ病跡学においては周縁的位置に留まっていると思われる映画の病跡学「シネパトグラフィー」を設えました。

 オリンピックに沸き立つ東京を尻目に、とちぎ2020はパトグラフィンピックの大輪を咲かせたいと思います。学会の肝は一般演題です。会員の皆さまのご発表とご討論を心からお願い申し上げます。


改めてのご挨拶


 上記のような文面で学会誌にご挨拶を掲載したものですが、2020年に入って新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、オリンピックも延期となり、外出自粛に枯れそうな東京を尻目にもできず、6月に予定した学会を8月に延期せざるを得なくなりました。加藤先生の強い意志の継承を実際に要求されるとは、下手なことは書かないほうがよかったかもしれません。

 ウイルス感染症の恐怖に息を潜め、ただ感染しないように、死なないようにと生活しているのは、まるでファシズム政権下の生活のようです。言葉を飲み込んで殺されないように生きていくのか、それでは生きていることにならないので命を賭すのか、命あっての物種なので生きのびることこそが正しいのか。そんな危機的な状況においていかに人間が創造性を発揮できるのか、それは病跡学と深く関わったテーマではないでしょうか。こんなときだからこそこの学会はぜひとも開催したいと思います。

 距離を取りつつ、集まろうではありませんか。


第67回日本病跡学会総会 大会長 小林聡幸

202082223

会期

自治医科大学 研修センター大講堂

会場

小林聡幸

(自治医科大学精神医学講座 教授)

会長

西依康

(自治医科大学精神医学講座 助教)

実行委員長

〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1

Fax: 0285-44-6198

E-mail: pathograph2020(atmark)jichi.ac.jp

総会事務局

主なプログラム

特別講演

伊東信宏(音楽学、大阪大学文学研究科)

「グールドと物としてのピアノの関係」

会長講演

小林聡幸(自治医科大学 精神医学講座)

「ジョルジェ・エネスクの病跡」

シンポジウム1

「病跡学の底を掘る」

司会:内海 健(東京藝術大学 保健管理センター)

   松本卓也(京都大学大学院 人間・環境学研究科)


齋藤慎之介(自治医科大学さいたま医療センターメンタルヘルス科)

「精神鑑定との比較をつうじて病跡学の底を掘る」

佐藤晋爾(筑波大学医学医療系 筑波大学附属病院/茨城県地域臨床教育センター精神科)

「 C/P 臨床と病跡学の融和」

杉林 稔(愛仁会高槻病院)

「病跡学の水底 精神病者を歌う茂吉」

シンポジウム2

「シネパトグラフィー」

司会:三村 將(慶應義塾大学医学部 精神・神経学教室)

   西依 康(自治医科大学 精神医学講座)


小林 陵(横浜市立大学附属病院精神科)

「ロールシャッハ・テストのように映画を観る」

濱田伸哉(すずろメンタルクリニック)

「中心気質的/発達障害的シグナリング」

丸谷俊之(東京工業大学 保健管理センター すずかけ台分室)

「ロブ=グリエに見るオタク・カップルの幸福論」

日程表・プログラム

演題募集要項

一般演題の募集について

申し込みにあたって

演者は(口演者、共同演者ともに)本学会の会員に限ります。発表をご希望の方は、入会手続きをおとり下さい。なお、入会手続きが総会の直前になりますと、資格認定・確認に際して事務作業に支障を来すおそれがありますので、手続きは必ず余裕をもって早めにお済ませ下さい。

発表形式

発表はすべて口演、PCプレゼンテーションでの発表となります。

会場にご用意するのはWindows PC、プレゼンテーションソフトはMicrosoft PowerPointです。

発表時間は採用演題数に基づき、後日決定致します。

抄録原稿作成および提出方法

抄録原稿の作成

提出方法

抄録原稿テンプレート(WORDファイル)をダウンロードし、これに上書きする形で作成して下さい(抄録本文は1000字以内)。 抄録のファイル名は、「お名前・抄録」として下さい。

提出期限(応募締め切り)

演題の応募は、電子メールでのみ受付けます。

1). メールの件名は「演題応募」として下さい。 

2). メール本文に、 

 a. 発信者のお名前とメールアドレス 

 b. ご所属と連絡先住所・電話番号・Fax番号 

 c. 演題タイトル 

 を記載して下さい。 

 上記Microsoft Wordファイルで作成した抄録をメールに添付、下記総会事務局宛に送信して下さい。送信後、土・日・祝日を除く3日以内に受領確認の電子メールを総会事務局よりお送りしますが、これが確認できない場合、総会事務局までお問い合わせ下さい。また上記方法での応募ができない方は総会事務局までご相談下さい。 

【総会事務局】

pathograph2020(atmark)jichi.ac.jp

演題募集は2019年12月11日から開始します。締め切りは2020年2月末日です。

 →締め切りは2020年3月14日に延長しました。

採否について

演題の採否についてはプログラム委員会で決定させていただきます。

採否の決定通知は、演題応募時の発信元メールアドレスに応募締切日より1ヶ月以内にお送りします。発表日時なども併せてお知らせします。

学会参加者へのご案内

学会参加の皆様へ

1. 参加受付

2020年8月22日(土)8時30分より、1階講堂前にて受付を行います。

その際に名札(領収書を兼ねています)をお渡ししますので、会場内では名札をお付け下さいますようお願い致します。

2. 学会参加費

会員   参加費    8,000円  

非会員  参加費   10,000円 (抄録代含む)

3. 抄録集

会員の方には事前にお送り致します。

必要な場合には当日受付にてご購入下さい。(1冊1000円)

懇親会について

新型コロナウイルス蔓延のおり、非開催とします。

会議・関連行事など

総会   2020年8月22日(土)11:00 − 11:50 大講堂

理事会  すでに開催されました。

その他

本学会は日本精神神経学会専門医ポイント認定(B群)が受けられます。

一般演題の発表者・座長の方へ

発表者の皆様へ

1. 発表時間

一般演題20分(口演15分・質疑応答5分)です。シンポジウム口演25分と致します。円滑な進行のために発表時間をお守り下さいますようお願い致します。


2. 発表データの受付

当総会ではPC受付をご用意しておりません。講演会場演台のPCから直接スクリーンに投影いたします。

◯発表10分前には会場内の前方左手「発表者席」でお待ちください。

〇発表データはご自身のPC(Windows/ Mac)またはメディア(USBフラッシュメモリー)のいずれかにてお持込下さい。


<データ持込の場合>

〇メディアの形式

USBフラッシュメモリーでのお持込みに限ります。

また、不測の事態に備えて、必ずバックアップデータをお持ちください。

〇データの保存

持込みされるメディアには、当日発表されるデータ(完全版)とリンク設定しているデータ(動画データ等)以外は保存しないようにして下さい。

〇発表に使用できるデータ

Windowsで作成したMicrosoft PowerPoint 2003以降のファイルのみとします。

〇フォント

Windowsに標準搭載されているフォントのみ使用可能です。

日本語:MSゴシック、MPSゴシック、MS明朝、MSP明朝のみ

英 語:Times New Roman、Arial、Arial Black、Arial Narrow、Century、Century、Gothic、Courier、Courier New、Georgiaのみ

これ以外のフォントを使用した場合、文字・段落のずれ、文字化け、表示されない等のトラブルが発生する可能性があります。

〇動画・音声について

発表での動画・音声の利用は可能です。

動画をPowerPointに挿入する場合、WMV形式のファイルを推奨いたします。

動画を使用する場合、リンク設定を必ず確認してください。

動画がある場合は、ご自身のPCのお持ち込みを推奨します。


<PC持込の場合>

PCアダプターを必ずご持参ください。

会場でご用意するPCケーブルコネクターの形状はMini D-sub 15pinです。

Macintosh等の一部のノートパソコンで、モニター出力端子がMini D-sub 15pinでないものがありますので、アダプターを必ずご用意ください。

バックアップ用として、メディアでもデータを持参することをお勧めいたします。

セッティングは原則ご自身で行って頂きますが、適宜スタッフも補助いたします。


3. 発表要旨提出について 

一般演題要旨を学会誌に掲載いたします。800字以内におまとめ頂き、学会事務局

(psychia2@jichi.ac.jp)までお送り下さい。締切は2020年8月31日です。


特別講演、シンポジウムの発表者は学会誌掲載用の原稿を400字詰め原稿用紙30枚程度にまとめて、2020年8月31日までに学会事務局(psychia2@jichi.ac.jp)にメールでお送りください。

一般演題発表座長の皆様へ

1. 一般演題発表座長の先生は、ご担当のセッション開始10分前までに次座長席におつき下さい。 

2. 各セッションの進行を一任いたしますので、活発な討論を引き出して下さいますようお願い致します。全体プログラムの進行の都合がますので、時間厳守でお願い致します。

会場アクセス

自治医科大学までのアクセス

●JR宇都宮線「自治医大駅東口」下車、徒歩10分または東口バス停から「自治医大病院」行きバスで5分。

●東北新幹線を利用の場合は、「東京方面からは小山駅」、「東北方面からは宇都宮駅」で下車し、宇都宮線の普通電車に乗り換え。

自治医大駅から研修センター大講堂までの道のり

1. 

自治医大駅東口から、TSUTAYAを右手に見ながら直進する。

3. 

交差点を渡って自治医大の敷地内へ入り病院を右手に見ながら直進する。

2. 

TSUTAYA駐車場を過ぎた交差点を左折し400Mほど直進する。

4. 

研修センター入り口は東側。

渡り廊下の真下にある。