日本におけるシミュレーション教育の発展に寄与する。
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[5 発信する人、発信の方法]
この通信を受けている人が、情報の発信を出来ます。 発信したい人は、まず世話役に、メイルで送信下さい。 今現在の世話役は、高橋優三(岐阜大)yu3@gifu-u.ac.jpです。 世話役は、発信が適切と判断した場合に、前記(1)(2)(3)の経路で配信いたします。
その通信文書は、下記のような体裁で、世話役から、通信員経由で全員に送られます。
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[6 この通信網がカバーするシミュレーションの領域] |
(およその目安) 1応用工学 シミュレーターの開発 プラットフォーム的教材ソフト開発 <具体的説明> 新しいシミュレーターを開発する。 シミュレーターは、パソコン主体、模型主体、その混合などを含む。 技術としてVirtual Reality、Augmented Reality、機械工学、材料工学などを利用する。 何が課題か? 開発すべき課題は無数にある。その中から、 (needs)何が求められているのか? (seeds)何が技術的に可能なのか?(feasibility) その開発が妥当なのか?を考えて、優先すべき開発研究を推進する。 2基礎教育学 教育に関係する脳における認知、情報処理について プラットフォーム的な教育方法開発 文化環境に合わせた最適教育 教育とは、「他人の脳の中を間接的に操作する行為」とも言える。 そのため、「ヒトがどのように外部情報を集め、情報処理しているのか?」 を知ることは、教育の基本原理となる。 このような基本原理と、学習心理学や教育実践のマネジメント技術を採用し、 汎用性のあるパッケージとして纏め上げるのは価値がある。 いわゆるInstructive Designはその代表例であるが、 これに類する開発研究は数多くあるはずである。 また、汎用性とは逆に、特殊性に関する研究も存在するはずである。 つまり人は社会的な存在であり、 育った文化環境に決定的に影響されて育っている。 したがって、これを利用して教育方法を構築すべきであり、 それぞれの国・それぞれの文化における最適な教育方法を模索すべきである。 3応用教育学 応用工学、基礎教育学などに基づくカリキュラム開発 <具体的説明> シミュレーションで人を育てるのに最適なカリキュラムを試作し、実践し、 その効果を検証する必要がある。 たとえて言うならば、シェフがメニューを考え、客に料理を提供し、 食後「どうでしたか?」と客のテーブルに足を運ぶ行為である。 4普及への創意工夫 講習会の開催を成功させるノウハウ <具体的説明> 高級レストランの食事を賄うのと、ファーストフードを全国展開する食事を賄うのでは、 求められる腕が異なる。 それと同じく、自分の裁量下で小規模に行うシミュレーション教育が上手く出来ても、 それをそのまま大規模に行うと失敗する。運営に創意工夫が必要である。 せっかくのシミュレーション教育研究も、「普及」が無いと社会的な支持が得られ難く、 その後の発展に展望が開けなくなる。この「普及への創意工夫」は、 もっともシミュレーション学から遠いが、 シミュレーション学が長年にわたって継続する足元になっている。 専門医の技術練磨 忠実度の高いシミュレーターや動物の体を用いて、実際の医療手技に近い状態を再現し、 即使える技術を向上させる。 受講対象 医師、歯科医師、看護師など医療職で、特定の医療技術を得たい人 医療安全訓練 現在のシミュレーションでは、再現できることに限界があり、 すべての面で効果を期待するのは不可能である。 しかし、教育目的さえ絞ると、大きな効果が得られる。 医療安全は、講義やビデオで教え込むより、シミュレーションで行うのが効果的であり、 この訓練は大きな支持を得ている。 受講対象 医師、歯科医師、看護師など医療職全員 チーム医療訓練 医療安全訓練と同じくシミュレーションの応用分野として、大きな支持を得ている。 医師、看護師だけでなく、すべての職種が関係した訓練として、 シミュレーションは最適な方法である。 受講対象 医師、看護師など医療職全員 学部の専門教育 医学部、歯学部、看護などの学部教育で行う。 シミュレーション教育は歯学部、看護などの分野で伝統的に行われて来たため、 技術取得を目指した正式のカリキュラムの一部になっている場合が多い。 その意味では、その科の導入が容易である。 医学部医学科の場合は、 科学である学問別のカリキュラム(縦糸)で行われているのが普通であり、 そこに多学問をまたぐ統合カリキュラム(横糸)であるシミュレーション教育が入り込むのは、 若干の無理がある。 教えるメニューが○○科の中だけで収まっている場合には、歯科や看護と同様に容易である。 しかし、複数の科にまたがっている場合には、それぞれの科が、 シミュレーション教育に合わせたカリキュラム日程を 新たに組む必要があるため、大きな困難を伴う。 学部の専門教養 現実の世の中で薬剤師が医師として医行為を行うことは無い。 しかし、薬剤師が医師の職務内容の知識と技術を持っている事は、 本来の業務の遂行にとても役に立つし、 そもそも学習の意義尾の理解に役立つしモチベーションの向上に役に立つ。 それゆえ、薬剤教育の中に救急蘇生のシミュレーション教育を取り入れることは、 専門教養という意義がある。 同様の事は、他の職種についても言える。シミュレーションの世界での教育は、 医療職全体のレベルアップにつながる。 Teacher's Training 自分が理解している事を他人に教えるのは、容易ではない。 ツがあり、自分なりの工夫も必要である。 この訓練はTeacher’s Trainingと呼ばれているが、 この場としてシミュレーションは、最適である。 OSCE 技能を評価する方法として、OSCEは有力な方法の一つである。 シミュレーションの中で、「評価」の側面だけを抽出したのが、OSCEであろう。 市民への医療啓蒙 BLS AEDなどの技術訓練。 |
[7 有用なウエブサイトへのリンク] (追加がございましたら、世話役に連絡ください。原則、掲載します) |
[8 有用な本、文の紹介] (追加がございましたら、世話役に連絡ください。原則、掲載します) |