コンピュータは、たいへんに魅力的な大人の玩具箱と言えます。IP addressさえ付けば、英国女王の宮殿から、私のMacintoshまで、世界中が統一プロトコールで繋がるようになりました。これまで規格と言えば、紙の大きさですら、日本ではA4版、北アメリカはUS letter sizeで、似ていてもぴったりと合わないのが普通でした。Internetで通信プロトコールTCP/IPが統一されたことは革命的です。地理的な差、社会的身分差、コンピュータ機種の差などを問わず、人と人を平等性に繋げる道具として使われ始めたことは嬉しい限りです。ただし、我が家の4歳の娘に、その意義を理解させてInternetを使わせるには早過ぎるように思います。子供は、肌の触れ合いを通じて基本的な人間関係を理解していきます。virtual realityでは人格教育は難しい。実際イスラエルでは6歳までは教育的配慮から子供にコンピュータは触れさせないそうです。今、自分とコンピュータとの対話時間がかなり長くなっていることを思うと、複雑な気持になります。