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ボランティア活動は仲間意識
-----竹下義樹NHK文化講演を聞いて-----

夜、床の中でラジオに耳を傾け「ボランティア活動から見えてきたもの」(弁護士…竹下義樹 NHKラジオ2007年4月8日 午後9:00〜10:00)を拝聴した。竹下氏は中学の時に、網膜剥離で全盲になり現在に至っているそうだ。高校は寄宿盲学校に通った。その時に人生の転機が訪れた。以下は昨夜の聞き覚えのメモである。

竹下義樹さんは、全盲というハンディで、毎日の生活の中のさまざまな面で、周囲の人に依存している自己存在を意識している。しかし依存心が強いというよりも、自分が周囲へ貢献できる自分になろうとする努力を惜しまない厳しい姿勢で生きるている。自分が生きる楽しみを持つことで、他人を引き込む魅力が生まれている。他人の慈善行為で受け身的に生かされているだけでなく、周囲と自分の間に形成される仲間意識の中でお互いに楽しく生きる力強さを持っている。竹下さんの存在のおかげで、周囲の人皆が前向きに楽しく生きる集団になる不思議な人間相互依存関係を感じる。一般的に慈善事業やボランティア活動は、富める者が貧しい者に、能力ある者が能力の乏しい者に、一方的に与える行為として受け止められている。しかし、一方的な力関係だけでは、深い人間相互関係が形成されるはずがない。竹下義樹さんの講演を拝聴しながら、真の慈善活動およびボランティア活動の精神は、「相互依存の人間関係=仲間意識である」という認識を新たにすることができた。全盲の竹下さんに、目を開かせていただいた気がする。

三浦 裕 (みうらゆたか, 名古屋市立大学 医学研究科 分子神経生物学助教授 )


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(Last modification, April 9, 2007)