台北国家図書館善本書室(2001年8月10日撮影)←戻る台湾の古典籍所蔵で故宮博物院と一、二を争うのがこの国家図書館。少し前までは中央図書館の名称
だった。故宮博物院図書文献館が日本の宮内庁宮内庁書陵部とすれば、ここは国会図書館に相当する。
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左写真がその前景で、地下鉄(捷運と呼ぶ)中正記念堂駅の6番出口から歩いて3分ほど。閲覧証作成には身分証明証(パスポート等)と写真1枚があればいい。その4階にあるのが右写真の善本書室。古典籍はここで閲覧するが、他の閲覧室より格段に静粛なのは全世界の図書館ともに共通の特長といえる。
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室内は一般向け展示も少し兼ねている。左写真奥がマイクロフィルムを閲覧するリーダープリンタで、その場でコピー紙にプリントできる。右写真はここを管轄する特蔵組主任の盧錦堂氏と展示ケースの前で。氏は現代台湾を代表する書志学者で、初対面で話の合うことが分かった。
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毎日にこやかに応対してくれる善本書室の小姐たち(失礼なので名前はまだ訊いていない)。右写真は私が今日調査した古典籍を収納しているところ。