坂本家の誕生パーティ

エディンバラ在住の坂本秀一さんが,息子さんの誕生日を開催して,そのノウハウを披露してくれました.UK在住の親にとって大変ありがたいノウハウです.

2000年6月末に息子龍一の誕生会をエディンバラのJelly Clubというところで行いました。今回は初めての誕生会でしたが、ポケモンをテーマ?に準備を進めました。家にある全てのポケモンぬいぐるみをパーティ会場の部屋に持ち込みケーキはジェナーズ特性ピカチュウケーキ。

招待した子供達に最後に渡すパーティバッグの中身は日本でしか購入できないポケモングッズを日本の親に手配してもらいました。(安くても英国ではレアな物なので喜ばれます。)一番ウケたのはパーティ部屋に持ち込んだテレヴィデオでBGVとしてながしていたポケモン映画のヴィデオでした。つい最近まで英国の映画館で放映されていたミューツーとおそらく来年放映されるルギア爆誕のヴィデオをもちろん日本語でみせていたのですが部屋の外には他の部屋の子供と大人ばかりでなく、会場のスタッフまでが仕事もせずに観にきてしまい大騒ぎになってしまいました。誕生会開催までの流れを簡単に書きます。基本的には結婚披露宴の流れと一緒です。

1.日時の決定:誕生日当日に開催する必要はなく誕生日前後の都合の良い日で問題ありません。我が家の息子の誕生日は7月28日ですがこのころは既に学校が夏休みの為前倒しして6月25日に開催しました。やはり、土日に開催するパターンが多いようですが金曜日午後に開催する子供もいます。

2.会場の決定:我が家が利用したJelly Clubというのは誕生会開催をメインにしている会場です。他に会場として利用されるのは動物園、水族館、教会のホール、学校の体育館、博物館等と色々な場所で行われています。もちろん自宅でやる子供もいますが、マジシャンを呼んだりして子供達が飽きないように工夫しているようです。

3.招待状の作成と送付:クラス全員の友達を呼ぶ必要はありません。呼ばれなくても全く気にしません。我が家では現地学校の友達15人と日本人学校の友達5人に招待状を渡しましたが、既に他の誕生会に呼ばれていて来られない子供も何人かいて最終的には17人となりました。招待状には日時、会場、会場の電話番号、自宅の電話番号を書きました。市販されている招待状の中には返信用に工夫されたものもあります。

4.返事の回収と出席者のリスト作成

5.出席者の名札作成:家内も私も現地校の友達の顔と名前が一致しないので名札は必要でした。

6.パーティバッグの用意:招待した子供達に最後に渡すパーティバッグを人数分(プラスアルファ分)用意します。中身は高価である必要は無く、キャンディやグミ、風船等で充分です。

7.お礼の手紙:誕生会の数日後にはお礼の手紙を送付します。戴いたプレゼントを明記してありがとうを言います。

今回気が付いたこと:

菜食主義の子供がいるかどうか確認する。(通常、親が事前に教えてくれます)

パーティバッグを余分に用意する。(来られないと返事していて突然来る子がいる。)

手伝いを申し出てくれる親には遠慮せずお願いする。(大人数の子供を面倒みるのは想像以上に重労働です。)

子供同士が喧嘩しないよう良く見ている。(けが人でも出たらパーティが台無しです。)

一番苦労したこと:招待する子供に招待状を渡すのに一番苦労しました。息子に自分が招待したい友達の名前を聞いてもスペルがわかりませんしジャックやデヴィッドという名前の子供が同じクラスに何人かいてどちらの友達を招待したいのか子供から聞き出すのが一苦労でした。そこで、我が家では下記の方法で招待状の宛名書きをし、子供達に渡しました。

1,クラス全員が写っている集合写真で息子が招待したい友達を息子に指さしさせてその子にマークをする。

2,翌日、その写真を学校に持って行き先生に名前のスペルを教えてもらう。

3,招待状が完成したらそれを一式先生に渡し、先生から子供達に渡してもらう。

誕生会総費用(概算)

会場費:一人約6ポンド(17人分) ケーキ代:28ポンドパーティバッグ中身:一袋約1.5ポンド(20人分)雑費:クラッカーや風船:10ポンド

総額:約170ポンド

親にとってはとても重労働な誕生会ですが子供達が喜んでくれると疲れも吹っ飛びます。

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