死亡は報告例よりも未報告例の方が多い
誰も反論できない「日本人の方がはるかに多く死んでいる

大切な人のためにと思って接種して万が一命を落としても「自己責任」で片付けられる国
死亡隠蔽も公開情報
    予防接種法第十二条に基づき医師が因果関係が不明/否定的と判断された例については報告がされないため、ワクチン後の死亡が厚労省に対する報告よりもはるかに多くなっていることについては既に説明しました(補償金詐欺の「法的根拠」 合法的な」接種後死亡・副作用隠しの実態)これも公開資料になっています。だから今すぐここで見られます。これは2021年9月10日に開催された第68回厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)に提出された資料の中の『資料1-7-1 副反応疑い報告の状況について』から抜粋したものです(クリックして拡大)。

    直近の2021/2/17-8/22では日本で10.6件/100万回、米国19.6件、英国13.1件、欧州12.0件と、日本は米国の半分、英国欧州とほぼを肩を並べる〜やや低めです。これが日本人の方が死亡が多い動かぬ証拠です。それはもちろん欧米では自発報告=報告漏れが少ないのに対し、日本では予防接種法第十二条に基づき、医師が因果関係が疑われるものだけを報告しているからです(自分の命を自分で守れない国)。

未報告例はどれぐらいになるのか?
 では未報告例はどのくらいになるか?正確なところは誰にもわかりません。ただ推測することはできます。ここではそれまで毎日働いて日常生活を穏やかに営んできた人が、ワクチン接種後に予想もしていなかった症状経過で死亡した場合、その死に対する医師の感情、考え、行動を考えてみます。と言っても具体例がないとわかりにくいので、2021年5月9日付けの読売新聞の記事の例で考えてみましょう。『病院事務職員の40歳代男性で接種当日は体調に変化はなかったが、翌日に急変し、本人が勤務する病院に搬送されて死亡が確認された。死後の画像検索により死因は急性大動脈解離による心タンポナーデと判明した』。この限られた情報の中で法を遵守する医師はどう考えるでしょうか?(急性大動脈解離と心タンポナーデの解説:町田市民病院

ワクチン接種後翌日の急死例に対する医師の考えと行動
1.まず死因が明らかになる前の段階では、ほとんどの医師は下記のように考えます。
−全く予想していなかった経過だ。ではワクチンは原因として考えられるだろうか?
−翌日死亡だからアナフィラキシーは否定される。アナフィラキシーショック以外の死亡原因は知られていない。死因が特定できない以上ワクチンとの因果関係は主張できない。したがって報告する必要は認められない。
2.次に死後の画像検査により「急性大動脈解離による心タンポナーデ」と判明した時の医師の心理はどうでしょうか?
−急性大動脈解離は死亡に至る可能性のある新型コロナワクチンの副反応の中には含まれていない。念のため文献検索も行ったが全くヒットしなかった。これではワクチンとの因果関係は主張できない。したがって報告する必要は認められない。

法律遵守の医師による死亡例隠蔽:I was just following orders.
 上記の二つの場合のいずれでも医師の考えに瑕疵は認められません。仮に裁判所に訴えたとしても得られる結論は同じです。この方は病院事務職員だったから死後の画像検索も行われたのです。それさえもやってもらえない例の方がはるかに多いでしょう。でもどちらにしても報告はされないのです。日本は法治国家です。ですから医師は法律を遵守します。そうした医師たちの判断により、接種後の死亡については、報告例よりも未報告例の方がはるかに多くなっているのです。こうして多くの医師は接種後死亡例を報告しませんでした。けれども彼らはそのことに対して何の罪悪感も感じていません。なぜならば自分は国の命令に従っただけだと思っているからです。
大切な人のためにと思って接種して万が一命を落としても「自己責任」で片付けられる国

ワクチン関連死者数1万4500人 第三回接種は「本土決戦」になる
自分の命を自分で守れない国
ワクチンファシズム:法的リテラシーの文脈で読んでみる
予防接種法−ワクチンファシズムの原点
補償金詐欺の「法的根拠」
新コロバブルの物語
表紙へ