哀れな仕事

警察をまともに批判できない というか,警察に媚びへつらうだけの検察の実態はなかなか表に出て来ないが,取り調べの全面可視化なんか,25万人対2000人という数に物を言わせて圧力をかけてくる警察の言うなりになるしかない検察の姿が見え見えである.

下記はヤメ検の粂原研二弁護士の「捜査能力の低下と決裁」という記事からの抜粋である.
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昔,検察の幹部検事研修という趣旨の場に警察庁のOBが講師としてきて,検察の上級幹部の名前を何人か挙げて,「自分はその検事たちと一緒に仕事をしたが,彼らが偉くなったのは,警察のいうとおり仕事をしたからである。」旨の話をし,研修参加者がとても参考になりました,などといっていたので,腹が立ち「私も告発する側の仕事をしていたことがあり,そちらにいると何でもいうことを聞いてくれる検事はありがたい存在だというのは分かるが,その後検察に戻ってみると送致・告発する側の事件の評価や証拠収集にも問題があることが少なからずあるので,何でもいうとおりにするというわけにはいかないと思いますよ。」と発言したことがありました。検察のチェック機関としての役割は重要です。
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偉そうに書いてるが,ご本人は「俺の歌を聴け」といってスナックで女性と乱闘しても,この警察庁OBとは乱闘一つできずにぶつくさ言っただけだった.

ところが北陵クリニック事件に関わった,検察官,裁判官はさらにひどい.自尊心のかけらもない.ヒーヒー言いながら宮城県警と土橋みたいなイカサマ野郎の尻ぬぐい役を喜んで買って出たばかりか,私から落第・零点を申し渡されても,ご本人は馬鹿馬鹿しいと思うどころか大真面目.

結局あのイカサマ野郎のケツの穴を舐めているだけなのに,裁判官に棄却決定を書かせて勝利を勝ち取るのが自分の使命だと信じて疑わない.検察官も裁判官も,みんな本来の意味での自尊心を完全に失っている.

その仕事を続ける限り,実は自分が就いているのは,決して誇りを持てない職業だという実態を否認し続けなければならない.そうやってひたすら席次を争い認証官を目指す.そんな自分が決して嫌にならない.ひたすら哀れな仕事である.

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