欧州のCDC

Summary of the latest data on antibiotic resistance in the European Union
論文を書くために検索していてたまたま見つけた。European Antimicrobial Resistance Surveillance Network (EARS-Net)においてあったものだが、欧州各国のお国柄が見えて非常に面白い。

日本で感染症を専門にしている人達は、米国で教育を受けた人が多くて、何かというとCDCのリソースを見ただけで全てをチェックしたような気になってしまうようだけれど、時にはそんな姿勢に疑問を持ってみたらどうだろうか。

感染症みたいに地域疫学が非常に重要な疾患では、いろいろな事情で異なる結果が出ている状況比較して、その意味を考えることによって初めてその地域で有効な対策を立てられる。だから、米国以外の地域の状況も大いに参考にするという意味で、CDCとは異なった観点で情報を提供してくれる点で、ECDCは貴重な存在だ

参考→アメリカ的思考? こんなことを書くのは誰かと思ったら、夏井さんだった。彼らしい。

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