ワクチンとの戦い」で日本非国民が粘り勝ち:「重症化抑制効果」なんて呑気なこと言ってる場合じゃありません
追加接種最先端諸国におけるADE被害が明らかに
要約
背景:高い追加接種率を誇った先進諸国では、弱毒株と言われたオミクロン株流行時にCOVID-19による死亡が激増したが、その原因は明らかではない。
方法:WorldometerからCOVID-19による死亡数の推移を、Our World in Dataから2回目及び追加接種率を取得し、オミクロン株の前後で比較検討した。
結果:オミクロン流行期間中のCOVID-19による人口100万人あたりの死亡数は、日本(追加接種率31%)では62人であった(2022年3月14日現在)。一方日本よりも早く追加接種を推進し高い追加接種率(最低オーストラリア47%-最高シンガポール68%。米国のみ29%)を達成した、欧米を中心とする先進13ヶ国のいずれの国でも、オミクロン流行期間中のCOVID-19による人口100万人あたりの死亡数(ο死亡)は最少122人(ノルウェー)から最多552人(米国)といずれも日本よりはるかに多かった。一方、追加接種を実質的に行っていない(0-5%)開発途上国6ヶ国では、ο死亡は0.8-31人といずれの国でも日本より少なかった。
結論以上の結果を合理的に説明できるのはADE以外にない。ゲシュタポ気取りのチンピラどもこびナビの嫌がらせに屈することなく、追加接種への疑問を安易に却下せず、辛抱強く人類史上初のmRNAワクチンの末路を見極めた日本非国民の粘り勝ちである。

はじめに
多くの先進国が徒に高接種率を誇った追加接種は、オミクロン株流行に伴うCOVID-19による死亡激増を表現型とした抗体依存性増強(ADE antibody-dependent enhancement)を招きました。ここではこの事故を公開資料の分析を交えて解説します。これまでの経緯については下記の記事を参照願います。
「どんどん打って」死亡が急増
英国人もデンマーク人もブースターを棄てた
コロナ死を激増させたブースター作戦

方法
前回の見当と同様に、毎度おなじみWorldometerと、Our World in Dataから最新のデータを取得してエクセル表に入れただけです。詳細については→こちらの対象と方法を参照願います。

結果生データフルセット(ただのエクセル表)
これも前回同様、生データフルセット(ただのエクセル表)を置いてありますので、興味のある方はダウンロードの上御覧ください。ただのエクセル表ですので、自由に編集して自分なりのデータセットが作成できます。右の表は元データの中でも、主要評価指標としての人口100万あたりのオミクロン流行期間中のCOVID-19による死亡数(以下ο死亡)と、副次評価指標としてのο死亡/全期間中死亡の比率(以下ο/全死亡比。パーセンテージ。一番右のコラム)を、追加接種率とともに示したものです。

実質的に追加接種を行っていない(接種率0-5%)7ヶ国のうち南アフリカを除く6ヶ国では、ο死亡、ο/全死亡比ともに日本より低値を示しました。南アフリカではο死亡が日本の2倍以上を示しましたが、ο/全死亡比は日本の1/3の10%と他の6ヶ国と同様の低値を示しました。一方、高い接種率を示した先進国の中でニュージーランドを除く13ヶ国ではο死亡が日本よりもはるかに高くなっていました。ニュージーランドのο死亡は15と日本の1/4となっていましたが、ο死亡/全死亡比は73%と著明な高値を示していました。

考察
これまで私は探索的検討で、高い欧米を中心として我が国より追加接種率が高い先進諸国ではο死亡が高いことを明らかにしてきました(「どんどん打って」死亡が急増)。前回の検討より1ヶ月が経過し、オミクロン株流行期間により特異的なデータが取得可能となったため、今回は検討対象国を増やし、より頑健なデータを取得できました。その結果、感染予防あるいは重症化予防効果を期待して先進国を中心に精力的に推進された追加接種が、追加接種を行わなかった多くの開発途上国に比べてο死亡が大幅に増加していました。

では、このο死亡増加の原因は何でしょうか?最悪のシナリオであるADE以外に何が考えられるでしょうか?先進国で死亡が多いのだからワクチン以外で先進国に共通した因子、例えば高齢化や心血管イベントといった因子は元々COVID-19による死亡のリスクなのだから、単にそのことを反映しているだけではないのか?という疑問は多くの人が持つでしょう。しかし、その推測ではο死亡増加を説明できない国が含まれています。日本よりもはるかに高齢化率が低く、心血管死リスクも決して高くないイスラエル(高齢化率12.4%)、韓国(同15.8%)、シンガポール(同13.4%)といった国々でもο死亡増加が著明です(参考:世界の高齢化率(高齢者人口比率) 国別ランキング)。また、オーストラリア、韓国、アイスランド、シンガポールでは全死亡/100万が200前後と日本と同様であるにもかかわらず、ο死亡が日本の2倍以上になっています。以上より、追加接種率が高い国々でのο死亡の増加はベースラインでの全死亡の多さでは決して説明できないのです。

従って今回示されたο死亡増加の原因としてはやはりADEと考えざるを得ない。本来標的疾患に起因する死亡を抑制すべきワクチン接種によって逆説的に死亡の増加が起こっている、これは正にADEです。特に今回の検討対象となったほとんどの国で追加接種に使われているmRNAワクチンは、史上初めて製剤が不特定多数に使用されていることになりますから、追加接種でADEが起こっても何ら不思議はありません(参考:デングワクチンDengvaxia事件の原因は(おそらく)ADE)。

なお、南アフリカ、合衆国、ニュージーランドのデータを解釈するためには、主要評価指標としてのο死亡数と副次評価指標としてのο死亡/全死亡比を併せて考察する必要があります。具体的には合衆国ではベースラインとしての全死亡が非常に多いために、ο死亡数がある程度高くなっても、それが異常かどうかはο死亡/全死亡比を参考にする必要があります。合衆国の場合にはο死亡/全死亡比が18%と日本よりもむしろ低くなっているので、追加接種率が29%と低いことを考えると552という非常に高く見えるο死亡数もADEでない可能性も考えられます。ニュージーランドは合衆国の全く逆になり、ο死亡数が15でもこれは確実にADEであろうと考えられるのです。一方、南アフリカの場合には接種率が3%と低いので、164というο死亡数はADEではないと自信を持って言えます。

結論以上の結果を合理的に説明できるのはADE以外にない。ゲシュタポ気取りのチンピラどもこびナビの嫌がらせに屈することなく、追加接種への疑問を安易に却下せず、辛抱強く人類史上初のmRNAワクチンの末路を見極めた日本非国民の粘り勝ちである。

新コロバブルの物語
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