あらかじめメールなりファクスなりで予約しておけば，現地に着いた当日から車が使えます．車種や借りる期間以外に聞かれる質問は次のような点です．

年齢（23才以上でないと貸してくれないことが多い．あらかじめ年齢制限を問い合わせること）
免許証取得後何年たつか
その間に事故はないか（免許証がCleanかどうか）

下記は98年の夏，私がグラスゴーに行く前に，地元業者Arnold Clarkに送った車の予約のファックスの文面です．参考にしてください．

2 July 1998

Arnold Clark in Crow Road
FAX 0141 950 1388

Dear Sir/Madam

Kindly book me a Group1 sized car weekly for 12-19 July, 1998, inclusive. I will pick up the car at 11am on 12 July and return it at 11am on 19 July. I know that the rate of a Group1 sized car is weekly 90 pounds. I am forty two years-old. I have a clean British driving license and have had no accident for more twenty years either in Britain or in Japan.

Looking forward to hearing from you.

Yours faithfully

借りるときの主な注意点を書き出しますと，

１．借りる時には免許証の他に，パスポート，クレジットカードなどの身分を証明できるものの呈示を要求される．

２．ガソリンは初めから満タンではない．借りる時にタンクの４分の１とか，半分とかその時に入っている量を係員と共に確認し，返す時に同じレベルにして返せばよい．タンクの容量はやはり４０リットル位なので，返す直前の給油ではそれを目安に入れて返す．返す時にタンクの容量が元に戻っているかどうかむこうの係が確認する（これはかなりおおざっぱ）．走向距離制限はないのが普通 (unlimited milage)

３．オートマチック車でないとだめな人はあらかじめ予約の際に確認を．空港でその場で借りようとしてもマニュアル車しかない．その理由をどうしても知りたい人はこちらをお読み下さい．

４．その車にはどんなガソリンを入れるのか．unleaded と4star（鉛入り）の２種類があり，レンタカーの場合には大抵 unleaded．

５．バックギアの入れ方が車によって様々なので聞いておくこと．ただシフトレバーを動かせばいいもの（例フィアット），シフトレバーを下へ押込んでから動かさなくてはならないもの（例ゴルフ），シフトレバーの外側をつつんでいる”皮”のようなものを引張り上げてから動かすものなど様々．

６．ワイパーのレバーとウインカーのレバーが日本車の場合と逆．左折しようとしてしばしばワイパーを動かしてしまう．

７．田舎道では動物に注意．とくに羊．羊は個人の財産だから，傷つけてはならない．あいつらは人間を恐がるくせに，車は絶対に恐がらない．120キロ以上の猛スピードで脇を通り過ぎても泰然自若として歩いているし，道路の横断も唯我独尊である．羊の群の道路横断は終わるまでじっと待っていること．間違ってもクラクションで蹴散らすような真似はしてはならない．

８．ラウンドアバウトは，初めての時はまごつく．とにかくあわてないこと．もし万が一出口を間違えても，道はすいているからいくらでもやり直しはきく．

ガソリンスタンドは大きな町中の市中のものは，３６５日２４時間営業ですが小さな街のものは日曜はしまるところがあるので注意．しかし日本よりは開店の確率は高い．
ガソリンスタンドはセルフサービス．前述のガソリンの種類をよく確認して入れること．注ぎ口の”銃口”を穴に突っ込んで引き金を引けばガソリンが出てきます．満タンになれば自動的にガソリンが止まります．もしセルフサービスが初めてで不安だったら，店員さんに聞けば親切に教えてくれます．

なお，JAFに加入している人はAIT加盟クラブ間互恵サービスが受けられる．これはJAF会員（個人会員）及び家族員で、旅行者に限り、入国日から3ヶ月以内であれば、ロードサービスを含む旅行サービス、マップサービス、法律相談などのサービスを、AAの会員に準じた内容で受けられるサービスである。