ALS患者に学ぶ

先生がたは大学で習った数々の疾患で、印象に残っている疾患というと何が思い浮かぶでしょうか?
私があの頃「この病気にだけはなりたくない。悲惨すぎるわ…」と思っていたALSと診断されたのは、今から6年前のことでした。
「まさか。よりによって、コレに当たったのか…」
と、まるで通り魔に遭ったような心境でした。
発症してそんなに年数が経過していたら、さぞかし大変な事になっているのでは…と大半の先生がたが想像されているのではないでしょうか。
ところが、自分でも予想していなかったのですが、今の私は呼吸器を付けながら、自宅で毎日ハッピーに過ごしているのです。
皆さまと同じように仕事をして、周りの人とお喋りして、オシャレしてあちこちお出かけしています。

 ここまで来るのに紆余曲折ありましたが、難病の重度障害者でも病気を受容すると、健常者と何ら変わらないメンタリティーで生活を送れること、悲惨と思われている疾患でも、実はそうでもないことを、ぜひ先生がたに知っていただきたくて筆を取った次第です。]

悲惨と思ってたALSまさかの発症
卒後16年,40代前半で筋萎縮性側索硬化症を発症し,6年が経過した医師が執筆した記事である.m3なので購読には登録が必要だが,この記事を読むためだけでも,その価値がある.

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