三瀬診療所での研修を終えて(2008年3月研修)
2008/3/31 佐賀大学医学部附属病院研修医 多良明子
3月の1ヶ月三瀬診療所で研修させていただきました。
診療所では新患の診察とフォローの患者さんの外来、往診診療と白浜先生が不在のときの外来診療を行いました。季節柄風邪の患者さんが多かったのですが、大学ではそのようなcommon diseaseを診る機会はほとんどなかったため、いざ処方しようとすると何を出していいのかわからない。多くの降血圧薬の中から何を選ぼうか。そのような時は白浜先生とディスカッションしていきました。風邪といっても、まだ引きはじめか、寒気があるか等の問診のポイントがあること、またほとんど知識のなかった漢方薬の使い方や薬価を考えた治療薬の選択などを教えていただきました。今までは大学病院での研修でしたので、新鮮なことが多く、自分の引き出しを増やすことができたと思います。
また、シルバーケアの通所介護や訪問介護、デイケアでの実習も有意義でした。連絡会議では医師、保健士、行政などさまざまな方が参加し、患者さんを多方面から検討していくといったスタイルがとられており、『誰もがその患者さんのことを知っている』という三瀬地域の良さにはこのようなところからも生まれている、また底力のようなものを感じました。
2年間の臨床研修の最後を地域医療として三瀬診療所で過ごすことができてよかったと思います。今後とも大学などの高度医療機関と地域医療は切り離せず、例えば大学病院などで高度医療を受けた患者さんをかかりつけ医にお願いするとき、どのような情報が必要なのか、患者さんは何を求めているのか等、白浜先生や患者さんから教えてもらったことを思い出し、今後の医師生活に生かせていきたいと思います。
3月といえども、まだ寒く、初日からいきなり風邪を引き、大雪になり自分で運転できず送ってもらうなどの苦い思い出もありますが、優しいスタッフの皆さんや先生、患者さんのおかげでどうにか1ヶ月間休まず来れました。本当にお世話になりました。