医療倫理、特に臨床倫理の学びのために参考になる文献 (価格は消費税込み、別の両方があります)


1、総論的教科書(日本語)

1)赤林朗、大井玄監訳「臨床倫理学:臨床医学における倫理的決定のための実践的なアプローチ」新興医学出版社、1997、3000円
(私も分担翻訳した臨床倫理の4分割表の詳しい解説テキストである)

2)加藤尚武、加茂直樹編「生命倫理学を学ぶ人のために」世界思想社、1998、2800円
(日本の生命倫理関係の方がまとめられたもので、生命倫理全体の主要なテーマとその論点を知るのに便利である)

3)医療倫理Q&A刊行委員会編「医療倫理Q&A」太陽出版、1998、2000円
(医師国家試験などの対策のためにQ&A形式で検討した本、基本的なことはわかりやすい。巻末の資料も充実している)

4)グレゴリー・E・ペンス著、宮坂道夫・長岡成夫訳「医療倫理1」「医療倫理2」よりよい決定のための事例分析、みすず書房、2000、5500円
(Classic Casws in Medical Ethics accounts of Cases tha Have Shaped Medical Ethics, with Philosophical,Legal , and HIstorical Backgrounds 3rd edの翻訳、アメリカの有名な医療倫理の事例がその倫理、法的、歴史的分析とともに提示されている)

5)ビーチャム、チルドレス著、永安幸正、立木教夫監訳 「生命医学倫理」、成文堂、1997、7000円
(有名なPrinciples of BIomedical Ethicsの翻訳)

6)曾我英彦、棚橋實、長島隆編「生命倫理のキーワード」、理想社、1999、2800円
(キーワードごとにまとめられたもの)

7)生命倫理教育協議会「テーマ30 生命倫理」教育出版、1999、900円
(高校の総合学科の副読本として作成されたもの、基本的なことは学べる)

8)今井道夫、香川知晶「バイオエシックス入門」第2版、東信堂、1998、2300円
(大学の教養レベルに書かれた本のようだが重要な医療倫理のテーマについて良くまとまっている)

9)バーナードロウ著「医療の倫理のジレンマ」西村出版、2003、3800円

10)ロバート・ヴィーチ「生命倫理学の基礎」メディカ出版、2004、3000円

11)浅井篤、服部健司「医療倫理」勁草書房、2002、3000円

12)福井次矢、浅井篤、大西基喜「臨床倫理学入門」、医学書院、2003、2600円

13)医療倫理学のABC、メディカルフレンド社、2004、2835円
(群馬大学の服部先生を中心にそこでされている事例検討をもとにつくられたテキスト)

14)赤林朗編「入門・医療倫理」勁草書房、2005、3300円

15)宮坂道夫「医療倫理学の方法ー原則、手順、ナラティブ」医学書院、2005、2940円 

16)赤林朗編「入門、医療倫理」1、勁草書房、2005、3300円

17)赤林朗総監修「生命・医療倫理学入門」(DVDビデオ全16巻)、丸善、2005、16800円



2、総論的教科書(英語)

1)Jonsen AR, Siegler M, Winslade WJ:Clinical Ethics--A practical Approach to Ethical Decisions in Clinical Medicine (5th ed.). McGraw-Hill, New York, 2002.
(1992年の第2版の日本語訳が「臨床倫理学」新興医学出版社として出版中、現在第5版の訳も準備中です)

2)Jeremy Sugarman:20 common Problem series, Ethics in Primary Care, McGraw-Hill, New York, 1992.
(プライマリ・ケア医の直面する倫理的な問題20項目を選んで論じた教科書)

3)Bernard Lo:Resolving Ethical Dilemmas - A Guide for Clinicialns,Williams&Willkins, 1995
(UCLAの医療倫理兼一般内科のLo教授が編集された臨床倫理の教科書)

4)Fletcher, Hite, Lombard and Marshall: Introduction to Clincial Ethics,University Publishing Group,1996
(学生や研修医などを対象にした臨床倫理の教科書)

5)Philip G.Hebert: Doing Right - A Practical Guide to Ethics for Medical Trainees and Physicians, Oxford, 1998
(カナダトロント大学の医療倫理兼プライマリ・ケア教育に携わる先生が書かれた教科書)

6)Editated by Peter A.Singer: Bioethics at the Bedside -A clinician's guide
(カナダ医師会雑誌に連載された臨床倫理のトピックスごのとに事例と解説が書かれた教科書)



3、悪い知らせを伝える

1)淀川キリスト教病院ホスピス編、ターミナルケアマニュアル第2版、最新医学社、1992、1200円
(日本でのターミナルケアの実践に基づいた本で精神的アプローチなど学ぶことが多い)
2)ロバート・バックマン著、恒藤暁監訳、「真実を伝える」診断と治療社、2000、2500円
(トロント大学の先生の名著How to bread Bad Newsの翻訳)
3)チャールズRKハインド著、岡安大仁監訳 「いかに”深刻な診断”を伝えるか」、人間と歴史社、3000円
(ガンだけでなく、虐待や難病などすべてのBad Newsを伝えるための本、BMJの連載を本にしたもの)



4、産婦人科、新生児、小児医療

1)仁志田博司編「出生をめぐるバイオエシックス」ー周産期の臨床にみる「母と子のいのち」メディカルビュー社、1999、4500円
2)松田一郎訳「小児医療の生命倫理」ケーススタディ、診断と治療社、1998、2200円
3)千代豪昭「遺伝カウンセリング」面接の理論と技術、2000、医学書院、2800円



5、高齢者医療、在宅医療、判断能力終末期医療、事前指示

1)橋本肇著「高齢者医療の倫理」高齢者にどこまで医療が必要か、中央法規、2000、3000円
(点滴や、透析、抑制の問題など学ぶことが多い)
2)佐藤智「在宅医療とリビングウィル」日本評論社、1996、1600円
3)トマス・グリッソ、P.S.アッペルボーム著、北村聡子・北村俊則訳「治療に同意する能力を測定する」ー医療・看護・介護・福祉のためのガイドラインー、日本評論社、2000、2600円
(ボストンの精神科兼医療倫理の教授の書かれた判断能力を知ろうとするためのテキスト)
4)北村聡子・北村俊則「精神科医療における患者の自己決定権と治療同意判断能力」、学芸社、2000、7000円
5)K.K.キューブラ他著、鳥羽研二監訳「エンドオブライフケアー終末期の臨床指針」、医学書院、2004、3990円
(がんだけでない様々な病気の最後の時期の経過と対応を多くのエビデンスを元に検討したアメリカの本)
6)岡田玲一郎監訳「高齢者のEnd-of-Lifeケアガイド 」、厚生科学研究所、2001、2400円
(カナダ政府が音頭をとってまとめた高齢者ケアのガイドライン)
7)池永昌之編「ギア・チェンジ 緩和医療を学ぶ二十一会」、医学書院、2004、3700円
8)終末期医療に関する調査等検討会編「今後の終末期医療のあり方」、中央法規、2005、2200円
9)L.ノーランダー著「あなたが選ぶ人生の終焉 家族で考える悔いなき最後」、メディカ出版、2004、1900円
10)NALC企画室編「ナルク エンディングノート 書き込んで安心、読んで家族はなお安心」、NALC、2003、1000円



6、事例集
1)赤林朗、大林雅之編「ケースブック医療倫理」医学書院、2002.
(私も関係した文部省の科学研究費で作った倫理事例集)
2)インターナショナルナーシングレビュー臨時増刊「臨床で直面する倫理的諸問題」キーワードと事例から学ぶ対処法、24巻、3号、2001、
(私も分担執筆したが、この巻はそのままMookの形で本として再版されている。)


7、看護倫理
1)アン・デービス、太田勝正「看護とは何か」ー看護の原点と看護倫理ー、小学館、1999、1900円
2)サラTフライ著、片田範子、山本あい子訳「看護実践の倫理」ー倫理的意思決定 のためのガイドー日本看護協会出版会、東京、1998 、2000円
3)砂屋敷忠、吉川ひろみ、岡本球代「医療・保健専門職の 倫理テキスト」医療科学社、東京、2000 、2300円


8、医療過誤、医療情報開示
1)Richard K.Reigelman, M.D.著、福井次矢訳「すぐれた臨床決断の方法」医療過誤最小化に向けて、メディカルサイエンスインターナショナル、3600円
2)和田仁孝、前田正一著「医療紛争」メディカル・コンフリクト・マネジメントの提案、 医学書院、2001、2200円
3)医療記録の開示をすすめる医師の会編「入門医療情報開示入門」、金原出版、1999、3000円

9、研修医の精神衛生
Allan D.Peterkin, Staying Human during Residency Traning, Second Edition, University TrontoPress, 1998
(研修医が忙しく苛酷な研修状況の中で、人間性を失わずに医師として成長できるかを解説したマニュアル本。)

10、雑誌
雑誌Journal of clinical ethics:University Publishing Group
(臨床倫理を取り扱った年4回発行の雑誌、毎回特集テーマが組まれている)


11、法律関係
1)高田利廣「事例別 医事法 Q&A」第3版、日本医事新報社、2004、4000円
2)梶原洋生「福祉と医療の法律学」インディクス出版、2002、2400円


臨床倫理の討論戻る

白浜雅司のホームページの表紙に戻る