スケジュール
2/14 診療所実習
2/15 デイサービス参加
2/16 診療所実習
2/17 訪問看護実習、診療所実習
2/18 ケアマネージャ、ヘルパー実習
2/21〜2/25 診療所自習
診療所実習
通過しなれた三瀬村の、温泉の一部だと思っていたちょっとおしゃれな建物が診療所だった。
きれいで暖かくて明るく、僻地の診療所のイメージとはかけ離れていた。待合室にはすでに何人か患者さんがいて挨拶してくれた。診療に来る患者さんたちは元気で、(失礼な話だが)自立して見える人が多い。診察では必ず学生が血圧を測らせてもらう。ここの患者さんは学生がいるのが当たり前のようである。驚いた。血圧、聴診、必要なら+αの診察を行う。やはり生活習慣病の方が多いようである。ここは国保が運営している診療所、予防にお金がかかっても、大きな病気にならないほうが国保としては経済的に負担が少ないということで、予防のためにはお金を使えるようだった。なんだか健全な医療経済のあり方だと感じた。
患者さんたちの訴えは様々だった。先生に向かって自分の話を次から次に話される。大学病院ではなかなか見ない光景だ。急性のものでは風邪が一番多く、あとは生活習慣病の人、精神的な問題を抱えている人、ただ生活を相談する人など。往診にもずいぶん出向いた。全体を通して、患者さんはみんな解釈モデルをはっきり持っていることを知った。そしてここでは医者が身近であり、死がまた身近な問題なのだと感じた。
デイサービス参加
シルバーケア三瀬のデイサービスに参加した。 朝礼、利用者さんの送迎、デイサービス参加と一日はあわただしく過ぎた。送迎にはクルマが4台くらい出ており、利用者さんは20名程度だった。ほとんど女性である。シルバーケアにつくとバイタルの測定を行い、日付を読みあげ、静レクとなる。女性たちは口々に文句を言いながらも互いに協力してお雛様作りを楽しんでいるようだったのが面白かった。男性は一人でテレビを見たり、新聞を読んだり。そういう人には積極的に職員さんが話しかけていらっしゃるようだった。午後は体操と体を使ったゲームをいった。こちらも文句を言いながら熱心に取り組まれる方が多い。「これは、ボケを予防します」などと職員さんが説明したり、盛り上げたりするのが効果的なのだろうと感じた。
訪問看護実習
富士大和温泉病院の訪問看護さんと訪問看護に同行させていただいた。これがまた広い範囲をカバーしており、移動時間のほうが長かった。服薬指導やバイタル確認、入浴などを行った。定期的に会いにくる人がいるだけでも利用者さんに喜ばれるようだった。病院の医師は退院しての生活を考えないで退院を決めてしまうと看護婦さんが漏らしたのが印象に残った。
ケアマネージャ、ヘルパー実習
午前中はケアマネージャーさんとともにお年寄りの家や、入院先の病院を回った。利用者さんの状況把握のためには病院や家族の職場まで行くようだった。また利用しているサービスの確認や利用状況を毎月確認するということで、こんなに仕事の多い職業だったのかと驚いた。
午前中はヘルパーさんについて、仕事を手伝った。掃除、洗濯が主な仕事であったが、制限時間内で驚くほど多くの仕事をこなすのだ。かなり体力を要し、環境のひどいところで仕事をするのは忍耐力も要すると思った。ヘルパーさんに物を頼むときはよくお願いしなければ失礼である。
その他
高齢者サービス調整会議:村で高齢者にかかわる職種の人たちが、利用者の近況を伝えあい、共有していた。多くの職種がかかわることで始めて在宅医療が成立することがよくわかった。
送迎バス乗車:村の広さがわかり、少しだが、環境のことが見えた。また社中のおしゃべりで、その人生活や村の行事が垣間見れて面白かった。
乳幼児健診:年齢、検診内容によって分かれておらず、一気に行われていたのでとにかくにぎやかだった。また、みんな顔見知りだからか、兄弟を見てもらう際にもう一人はほったらかしにできる環境のようだった。実施するほうは、子供は待ってくれないからとすばやく終わるようにいろいろ気を使っているようだった。
学生控え室:診療所の中で一番暖房が効きにくい部屋のようだったが、本やビデオがたくさんあり、快適だった。たくさん読むことができて、診療の合間にこのような時間が持てるのは医師にとってもいい環境だと思った。
診療所のスタッフの方、シルバーケアの方、患者さんたち、皆さん本当に明るくて親切で、顔見知りになるにつれてどんどん実習か楽しくなりました。医学知識以外のものをものすごくたくさん得られた実習でした。ありがとうございました。