東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
メタボリ−ドHbA1c(酵素法)の基礎的検討(承認番号3333-93)
- 研究課題名
メタボリ−ドHbA1c(酵素法)の基礎的検討 - 承認番号,承認日
平成26年9月1日(承認番号3333-93)
- 内容
HbA1cは,糖尿病の診断およびコントロ−ルの指標とされる重要な検査項目である.HbA1cの測定法は,酵素法とHPLC法があり,後者がより正確とされている.しかしながら,HPLC法によるHbA1cの測定は,汎用機で測定できない,時間がかかる,異常ヘモグロビン血症の患者検体ではHbA1cを測定できないなどの問題点があり,HPLC法と同等の性能を有する酵素法の開発が求められている.
今回我々はHbA1の新規測定試薬であるメタボリ−ドHbA1c(酵素法)の基礎的検討を行い,本院測定装置(HPLC法)との比較を行うことで,本法が臨床上必要とされる性能を有するかどうかについての評価を行うことを目的とする.(久米 幸夫)