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東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
自動分析装置 BioMajesty 6010によるADAMTS13活性測定試薬の検討(承認番号3333-91)
  1. 研究課題名
    自動分析装置 BioMajesty 6010によるADAMTS13活性測定試薬の検討
  2. 承認番号,承認日
    平成26年7月10日(承認番号3333-91)
  3. 内容
      ADAMTS13(a disintegrin-like and metalloproteinase with thrombospondin type 1 motifs 13)は止血機構に関与するvon Willebrand 因子(VWF)を特異的に切断する酵素(VWF-cleaving protease,VWF-CP)である.何らかの原因でADAMTS13活性が低下すると,血液中に過剰のVWFが蓄積して血小板凝集による血栓を起こしやすくなり,血栓性血小板減少性紫斑病(TTP;thrombotic thrombocytopenic purpura)を発症することが知られている.また,ADAMTS13は,主に肝臓の星細胞において産生されることが判明している.
      実際に臨床応用するためにはADAMTS13活性測定法の測定精度に関する確認や正常と異常を判別するため基準値の設定が必要である.そこで本研究においては,血液中ADAMTS13活性測定法が,十分な性能を有することを検証することを目的とする.(久米 幸夫)
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