東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
全自動免疫測定装置を用いた臨床検査の評価研究(承認番号3333-80)
- 研究課題名
全自動免疫測定装置を用いた臨床検査の評価研究 - 承認番号,承認日
平成26年2月14日(承認番号3333-80)
- 内容
血中の微量タンパクを測定する方法はその検査目的に応じて選択されるが,最近では化学発光反応を利用した高感度な測定法が広く普及している.Sysmex社においても2007年に化学発光酵素免疫測定法(CLEIA:Chemiluminescence Enzyme Immunoassay)を原理とした全自動測定装置HISCL-2000iが発売され,高感度,高特異性を有する高付加価値測定システムとして多くの施設で使われている.
今回HISCL-2000iを改良し,HISCLコンセプト「高感度・高速処理・微量検体・高いユーザビリティ」を継承した全自動免疫測定装置HISCL-5000が開発された.主な改良点は,処理能力の向上(最大200テスト/時)・検体架設数の増大(100検体随時追加可能)・同時測定項目の増加(最大24項目)であり,利便性に優れた機器であると思われる.そのHISCL-5000を用いて,現在発売されている試薬および今後発売される試薬の基礎的検討を行う.(佐藤 美智子)