東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
電気化学発光免疫測定装置cobas e411用いたiPTH,ACTH,コルチゾールの基礎的検討(承認番号3333-23)
- 研究課題名
電気化学発光免疫測定装置cobas e411用いたiPTH,ACTH,コルチゾールの基礎的検討 - 承認番号,承認日
平成23年12月12日(承認番号3333-23)
- 内容
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は下垂体前葉より産生され,副腎皮質に作用しコルチゾール・アルドステロンなどの副腎皮質ステロイドホルモンの分泌を促進するホルモンです.ACTHとコルチゾールの測定は視床下部―下垂体―副腎皮質系の機能の判定,内分泌疾患の診断,治療に不可欠です.また,副甲状腺ホルモン(PTH)は骨や腎臓に作用し血中Ca濃度の調整を行うホルモンであり,測定はCa代謝異常症の診断や経過観察に使用されるほか,慢性腎臓尿に伴う二次性副甲状腺機能亢進症における骨代謝状態の評価や管理に頻用されます.このたび当検査部において電気化学発光免疫測定装置cobas e411を使用したACTH,コルチゾール,iPTHに関する検査試薬(エクルーシス試薬)の基礎的評価と臨床的有用性を検討します.(永友 利津子)