東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
検査部における新規測定試薬および測定機器の評価(包括申請) LタイプワコーCK-MBmass改良品の性能評価 (承認番号3333-155)
- 研究課題名
検査部における新規測定試薬および測定機器の評価(包括申請)
LタイプワコーCK-MBmass改良品の性能評価 - 承認番号,承認日
2019年6月26日(承認番号3333-155)
- 内容
クレアチンキナーゼ(CK)は,骨格筋,心筋を中心に存在し,細胞の損傷によって血液中に遊出する酵素です.主に骨格筋由来のCK-MM型,脳,平滑筋由来のCK-BB型,心筋由来のCK-MB型の3種のアイソザイムがあります.CK-MBは心筋細胞に特異性が高く,心筋梗塞の診断指標として用いられています.CK-MBの測定法である免疫阻害法では,CK-BBの増加やアノマリー(異常分画)が存在する場合に,これらの影響を受け見かけ上CK-MBが高値となる場合があります.本研究では,アノマリーの影響を受けないラテックス比濁法を原理とするLタイプワコーCK-MBmass改良品の性能評価を行います.
この研究は,東京大学医学部倫理委員会の承認を受けて実施するものです.なお,この研究に関する費用は,富士フイルム和光純薬株式会社との受託研究契約による研究費から支出されています.連絡先:野田理美(内線38908)