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東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
血液検査領域における前日患者検体を用いた内部精度管理に関する検討(承認番号3333-146)
  1. 研究課題名
    血液検査領域における前日患者検体を用いた内部精度管理に関する検討
  2. 承認番号,承認日
    平成30年6月26日(承認番号3333-146)
  3. 内容
     臨床検査室の運営において精度保証・精度管理は重要となっています.血液検査領域における自動血球計数器の精度管理は市販の標準物質すなわち精度管理試料により行われていますが,標準物質が入手できない場合は患者検体を用いて精度管理を行うことも可能となっています.
     我が国の臨床検査関連事業の一環として途上国への臨床検査技術支援が挙げられます.標準物質は高価であることから,そのような国々においては入手困難な場合が多く,患者検体を用いて精度管理を行うことは,費用の問題はもちろん試料間差・ロット間差を考慮する必要がないことから実用的であると考えられます.
    本研究では,日常の臨床検査に依頼された残余検体を用いて,血液検査領域における内部精度管理について検討を行います.(増戸 梨恵)
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