東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
全自動血球計数器Celltacα MEK-6500およびCelltacG MEK-9100の性能評価(承認番号3333-115)
- 研究課題名
全自動血球計数器Celltacα MEK-6500およびCelltacG MEK-9100の性能評価
- 承認番号,承認日
平成29年3月7日(承認番号3333-115)
- 内容
CelltacGは新規に開発された全自動血球計数器で,血球細胞計測技術として正確な血球細胞の定量化を行うためのシースフローと測定誤差の要因となる細胞のリエントリを抑制するための流体旋回処理技術であるダイナヘリックス・フロー・テクノロジーにより細胞数低値域の検体において測定の確度・精度は向上し,より正確かつ迅速な検査値の報告が可能となっています.また,白血球分類技術であるダイナスキャッタ・レーザ・テクノロジーを搭載し,低コストの無染色試薬と半導体レーザの照射により検出される錯乱光を用いたことで,白血球5分類の各細胞を末梢血に見られる状態に極力保持したまま形態的特徴を識別することが可能となっています.
本研究では,日常の臨床検査に依頼された残余全血検体を用いて,全自動血球計数器CelltacαMEK-6500およびCelltacG MEK-9100の性能評価を行い,日常検査での有用性について検討します.(増戸 梨恵)