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東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
間接蛍光抗体法分析装置の検討(承認番号3333-113)
  1. 研究課題名
    間接蛍光抗体法分析装置の検討
  2. 承認番号,承認日
    平成28年9月6日(承認番号3333-113)
  3. 内容
     膠原病は,自己抗体が出現することで,全身に分布した結合組織や血管に炎症が引き起こされる,原因不明の慢性炎症性疾患です.膠原病のスクリーニング検査として抗核抗体の検出が行われており,間接蛍光抗体法(Indirect fluorescent antibody method:IF法)が広く使用されています.IF法は,染色像からある程度対応抗原の推定が可能であることや,高感度に抗核抗体を検出できる点が利点ですが,操作が煩雑で,鏡検による結果の判定に熟練を要する点が問題とされています.これらの問題を解決するため,染色,画像取込みを全自動で行い,陰性・陽性および力価の自動判定が可能な全自動蛍光抗体法分析装置HELIOSが開発されています.本研究では,臨床残余検体を用いて現行法であるQuad-MACSでスライド作製後,螢光顕微鏡で検鏡して判定を行い,HELIOSで測定し,判定した結果と比較し,一致率および運用効率についての評価を行うことを目的として研究を行います.
     使用する検体は,どなたのものか判別できず(連結不可能匿名化),個人情報が明らかになることはありませんことを申し添えます.(保田 奈緒美)
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