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東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
尿中L型脂肪酸結合蛋白測定試薬「ノルディアL-FABP」の基礎的・臨床的検討(承認番号3333-101)
  1. 研究課題名
    尿中L型脂肪酸結合蛋白測定試薬「ノルディアL-FABP」の基礎的・臨床的検討
  2. 承認番号,承認日
    平成27年7月27日(承認番号3333-101)
  3. 内容
      L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)は,腎臓の近位尿細管に発現する可用性蛋白で,腎臓の再吸収機能を担う尿細管のエネルギー代謝や脂質代謝に重要な役割を担っている.L-FABPは,近位尿細管が虚血や酸化ストレスの負荷を受けると発現が増強し,尿中への排出が増加することから,新しいバイオマーカーとして保険収載されている.
      検討内容は,「ノルディアL-FABP」試薬の基礎的性能評価および,腎疾患を評価する臨床検査項目(尿定量検査,尿一般検査,血液生化学など)と比較し,L-FABPと腎疾患との関連性の評価を行う.
      本研究は,当院に提出された残検体を用いて行う.個人情報は匿名化するため,外部に流出することはない.また,積水メディカル株式会社からの受託研究費により行われる.本研究の計画・実施・報告書に置いて,検査の結果及び結果の解釈に影響を及ぼすような「利益相反」は存在しない.研究結果は,学会発表・論文投稿を介して行う.(田中 雅美)
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