東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
全自動化学発光免疫測定装置ARCHITECTアナライザーによるhigh sensitive トロポニンI測定試薬の性能評価(承認番号3333-100)
- 研究課題名
全自動化学発光免疫測定装置ARCHITECTアナライザーによるhigh sensitive トロポニンI測定試薬の性能評価 - 承認番号,承認日
平成27年6月29日(承認番号3333-100)
- 内容
トロポニンは,心筋,骨格筋の細胞内でトロポニンI,トロポニンC,トロポニンTの複合体を構成し,アクチンフィラメントとともに筋収縮の調節に不可欠な役割を果たしています.心筋トロポニンIは心筋が障害を受けると血中に逸脱するため,心筋障害を特異的に検出するバイオマーカーとして重要です.
近年では検出感度が向上し,低濃度域の測定が可能となり,虚血性心疾患の早期診断やリスク評価に利用されています.
本研究では,全自動化学発光免疫測定装置ARCHITECTアナライザーを使用し,日常の臨床検査に依頼された残余血清を用いて,トロポニンキット アーキテクト・high sensitive トロポニンI STの性能評価を行います.
得られた知見は,検査項目として導入する際に参考とします.(谷澤 李紗)