東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
新規CK・CK-MB試薬に関する臨床的有用性の検討(承認番号3333-7)
- 研究課題名
新規CK・CK-MB試薬に関する臨床的有用性の検討 - 承認番号,承認日
平成23年7月7日(承認番号3333-7)
- 内容
従来の免疫阻害法によるCK-MB測定では,CK-BBやミトコンドリア由来CK(MtCK)が存在すると,試薬中の抗CK-M抗体では阻害出来ず,正誤差となる.これを回避した試薬として,(株)シノテストよりMtCK活性を阻害した「アキュラスオートCK-MB MtO」が開発され、平成21年に血清中CK-MB活性測定用試薬“アキュラスオートCK-MB MtO“の性能評価(申請番号2465)をおこなった.MtCK活性阻害抗体を添加することで,より正確なCK-MBの測定が可能となったが,試薬の保存安定性が短く,さらなる改良が期待されていた.
今回,保存安定性を向上させた「シグナスオートCK」,「シグナスオートCK-MB MtO」の性能評価を行ったので報告する.(大川 龍之介)