東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
全自動化学発光酵素免疫測定システム(ルミパルス® G1200)の性能評価(承認番号3333-2)
- 研究課題名
全自動化学発光酵素免疫測定システム(ルミパルス® G1200)の性能評価 - 承認番号,承認日
平成23年5月19日(承認番号3333-2) - 内容
感染症,腫瘍マーカー,甲状腺ホルモン,性腺ホルモンなどの測定は患者の病態の把握や薬剤の治療効果を評価する上で重要な検査のひとつである.臨床検査室は院内測定項目の拡大や検体の少量化,結果報告の迅速化・正確さにより,臨床医および患者への診療サービスの提供,診断・治療への支援といった役割を担っている.
近年の免疫化学検査分野での分析装置の発展は著しく,高い測定性能を有すると同時に,信頼性・安全性,簡便性,柔軟性を備えた全自動分析装置が数多く開発されている.富士レビオ株式会社が開発した全自動化学発光酵素免疫測定システムルミパルス® G1200は,現在当検査部において採用している全自動化学発光酵素免疫測定装置ルミパルス® fの後継装置であり,検体量40〜140μl,測定時間約25分という性能はそのままに,最大24項目の同時測定が可能で,緊急検体専用ポートを搭載し,さらにオンラインサポートシステムを搭載するなど,利便性を向上させた特色が加えらている.
本研究では甲状腺ホルモン,性腺ホルモンを対象に,全自動化学発光酵素免疫測定システムルミパルス® G1200(富士レビオ株式会社)および専用試薬(体外診断薬:承認済み)を用い,日常臨床検査業務における分析装置性能評価を行う.(西森 まどか)