東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
全自動免疫生化学統合システム(VITROS 5600)を用いたNT-proBNP測定の性能評価(承認番号3157)
- 研究課題名
全自動免疫生化学統合システム(VITROS 5600)を用いたNT-proBNP測定の性能評価 - 承認番号,承認日
平成22年9月14日(承認番号3175)
- 内容
血中のBNP (脳性ナトリウム利尿ペプチド)は,主に心室から出るホルモンで,健常人におけるBNP濃度は極めて低いが,心不全の重症度に応じて増加するため心不全の病態を把握するために広く利用されている.一方,NT-proBNP (ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント)は,BNPと同じくBNP前駆体から生じるホルモンで,心不全評価における有用性は同等と考えられている.
本検討では,NT-proBNPについて,オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス株式会社が開発した全自動免疫生化学統合システム(VITROS 5600:承認番号13B3X00021000001) およびNT-proBNP測定専用試薬(体外診断薬:承認済み)を用い検体の保存安定性を検証し,日常検査の実用性について検討を行う.(早川 明子)