東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
IMMULITE2000XPIを用いた可溶性IL-2レセプター測定試薬イムライズIL‐2RU測定の基礎的検討(承認番号3101)
- 研究課題名
IMMULITE2000XPIを用いた可溶性IL-2レセプター測定試薬イムライズIL‐2RU測定の基礎的検討 - 承認番号,承認日
平成22年12月6日(承認番号3101)
- 内容
可溶性IL-2レセプター(以下sIL-2R)は体内の活性化リンパ球の指標となり,慢性関節リウマチ,SLEなどの自己免疫疾患やウイルス性肝炎,AIDSなどのウイルス感染症で高値を示す.また腫瘍細胞が可溶性IL-2Rを産生するので,成人T細胞白血病(ATL)や非ホジキンリンパ腫の進行と血清値の変動が良く相関する.
私どもはシーメンス社によって新たに開発された全自動免疫化学発光システムIMMULITE2000XPIを用いてsIL2-Rの測定試薬であるイムライズIL‐2RUを測定し,基礎的検討および協和メデックス株式会社セルフリーIL-2Rメデックスとの比較を行い,日常検査での有用性を検討している.また本測定装置の基本性能及び診断前検査対応の有用性などについて検討している.(渡邉 奈緒美)