東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
新型グルコース分析装置LP-141Xの基礎的検討(承認番号2615)
- 研究課題名
新型グルコース分析装置LP-141Xの基礎的検討 - 承認番号,承認日
平成21年9月7日(承認番号2615)
- 内容
診療現場における血糖検査は,病棟・外来をはじめとしたあらゆる場所で施行されている.現状では,簡便さからSMBG機器(血糖自己測定機器)が使用されることが少なくない.本来,医療機関内での測定機器は,検査値がいつも正しくなるように校正できる高精度な測定システムを用いることが必要とされている.最近では厚生労働省・糖尿病学会などからの指摘で,簡易測定にいてPOCT機器(Point Of Care Testing機器)とSMBG機器(血糖自己測定機器)との使い分けが必要な状況である.
今回我々は新規発売となるPOCT機器新型のグルコース分析装置「L-141X」の再現性,精確性や干渉物質の影響など基礎的性能の検討を行い,血糖測定分析能及び干渉物質による測定値への影響を客観的・科学的に検証し,糖尿病治療において有効的な医療機器であるか考察検討を行っている.(永友 利津子)