東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
全自動化学発光免疫測定装置による抗CCP抗体の検討(承認番号2570)
- 研究課題名
全自動化学発光免疫測定装置による抗CCP抗体の検討 - 承認番号,承認日
平成21年6月8日(承認番号2570)
- 内容
関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)は,関節滑膜の増殖により骨軟骨を破壊する慢性多発性関節炎を特徴とする炎症性疾患である.近年RA患者において多くの自己抗体検出され,それらの中でも特にシトリル化蛋白はRAにおける主要な自己免疫であることが明らかにされ,シトリル化ペプチドを人工的に環状化した抗原を用いた自己抗体測定法(抗Cyclic Citrullinated Peputide:CCP抗体)がRAの新たな血清マーカとして注目されている.
私どもはこのたび発売される全自動化学発光免疫測定装置(CL−Jack)とリウマチ補助診断試薬「MEBLux−CCP」の,基本性能と従来法「MESACUP-CCP」の比較検討をしています.また本測定装置の基本性能及び診断前検査対応の有用性などについて検討しています. (永友 利津子)