東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
新たな梅毒血清検査試薬の評価―従来試薬との比較検討(承認番号2300)
- 研究課題名
新たな梅毒血清検査試薬の評価―従来試薬との比較検討 - 承認番号,承認日
平成20年12月(承認番号2300) - 内容
臨床検査での梅毒血清学的検査は脂質抗原を用いる方法(ガラス板法),ラテックス粒子をコーティングしたRPR法,TP(Treponema Pallidum)の菌または菌体成分を抗原としたTPHA法,FTA-ABS法,TPの菌体成分をラテックス粒子にコーティングしたTPLA法がある.
私どもは新たに改良されたラテックス凝集免疫比濁法を原則とする検出試薬「メディエースTPLA・メディエースRPR」,酵素免疫測定法を原理としたイムノクロマト技術による検出試薬「エスプラインTP」及びサンドイッチ法に基づいた化学発光免疫測定法(CLIA法)による検出試薬「アーキテクト・TPAb」の,基本性能と従来法の比較検討をしている.臨床検体について,当院での従来法による測定値との同一検体での相関性,測定値の乖離が見られた検体に対しては,ウェスタン・ブロッティング法FTA-ABS法による測定を行い,精査解析を行う.なお,本研究は,本学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会の承認を受けている.