東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
検査部における新規測定試薬及び測定機器の評価(包括的申請) 全自動尿中有形成分分析装置の測定性能に関する共同研究(追加申請)(承認番号2019300NI-6)
- 研究課題名
検査部における新規測定試薬及び測定機器の評価(包括的申請)
全自動尿中有形成分分析装置の測定性能に関する共同研究(追加申請) - 承認番号,承認日
2021年4月15日(承認番号2019300NI-6)
- 内容
尿沈渣検査は尿中の赤血球や白血球,上皮細胞,円柱などの有形成分の算定を行う腎・泌尿器系疾患のスクリーニング検査です.尿沈渣検査は目視鏡検法が標準法ですが,近年では尿中有形成分分析装置の技術発展により,目視法と自動分析装置を併用することによって効率的かつ精確な検査結果の報告に努めています.また,目視法を主とする髄液,胸腹水,関節液などの体腔液を測定する機能を搭載した装置も開発・販売されています.本研究では,シスメックス株式会社の尿中有形成分分析装置の測定性能を評価することを目的とします.
本研究は検査後の残余尿,体腔液(髄液,胸腹水,関節液など)を収集して自動分析装置にて測定し,目視法や他の分析装置との相関性などから装置の性能評価を実施します.特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません.なお,異常値を示した検体について,共同研究契約先であるシスメックス株式会社に精査を依頼する場合があります.また,自施設の研究分担者では取り扱うことのできない装置の測定情報の解析を同社に依頼する場合があります.
連絡先:東京大学医学部附属病院検査部 一般検査室 03-3815-5411(内線35022)森田 賢史