東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
BioPlex2200を用いたEBV IgGおよびIgM測定の基礎的検討(承認番号10630)
- 研究課題名
BioPlex2200を用いたEBV IgGおよびIgM測定の基礎的検討 - 承認番号,承認日
平成26年11月18日(承認番号10630)
- 内容
Epstein-Barrウイルス(以下,EBV)の感染によって発症する伝染性単核症は,病態や病期を判断するうえで,EBV抗体検査が必要不可欠である.バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社のBioPlex2200は,IgGキットとIgMキットがあり,測定結果はバイオ・ラッド独自の抗体価指標であるantibody index(AI)によって示される.1度に複数の抗体の存在を証明することが可能であり,EBV感染のスクリーニング検査としての役割が期待されている.今回は,BioPlex2200を用いたEBV IgGおよびIgM測定の基礎的性能評価,および現在提出されている院外検査との比較を行うことを目的とした.
本研究は,2015〜2020年までの期間に,当院に提出された検体の残検体(血清)を用いて行う.個人情報は匿名化するため,外部に流出することはない.また,受託研究のため,バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社からの受託研究費により行われる.本検討の計画・実施・報告に置いて,検査の結果及び結果の解釈に影響を及ぼすような「利益相反」は存在しない.研究結果は,学会発表・論文投稿を介して行う.(大金 亜弥)