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OB OGの声・進路

卒業生の就職先、進路(出向・帰参含む)

我々の教室の卒業生および在籍教員は、全員本人の希望する教育研究機関(教職)や企業に就職し、各々のキャリアパスを形成することに成功しています。
以下に近年の就職先などを記載します。

(1)大学等研究機関

岡山大学病院(教授)、慶應義塾大学(教授)、京都大学大学院医学研究科(特定教授、講師)、
滋賀医科大学(准教授)、同志社大学(准教授)、自治医科大学(助教)、京都大学病院(助教)など
       

(2)行政、国立研究機関、病院など

米国連邦政府食品医薬品局(FDA)、医薬品医療機器総合機構(PMDA)、国立循環器病研究センター、倉敷中央病院、千葉県立がんセンター、神奈川県立こども医療センターなど

(3)企業

武田薬品工業、中外製薬、大塚製薬、大日本住友製薬、千寿製薬、バイエル薬品、サノフィ、
ヤンセンファーマ、テルモ、ユニリーバ、パレクセル・インターナショナル、クリエイティブ・シューティカル など
企業に在職しながら修士課程、博士後期課程で研究する「社会人特別選抜」という制度もあります。
上記制度で入学し研究した卒業生は、企業に戻り研究成果を生かして活躍しています。
同制度の詳細はSPHホームページの「入試情報・入試案内」をご覧下さい。

研究室OBの声

2018年3月修了生

米倉寛(専門職学位課程(MPH2))

私は、卒後7年間を市中病院と大学病院で麻酔および集中治療分野で臨床業務を行ってきました。臨床医として研鑽を積んでいく課程で、その中で出会う臨床疑問に対して、実際にどのように臨床研究を行ったらよいか、またどのように研究成果を論文化していいかがわかりませんでした。そのため、臨床研究の基礎および実践を学ぶ目的で、2016年に社会健康医学系専攻(SPH)に入学しました。SPHでの2年間は講義と研究で忙しいですが、臨床疫学、医療統計などの臨床研究の要となる学問を体系的に基礎から学ぶことができました。また、一年間のMCRコースにおいては、同期と切磋琢磨するとともに高名な教授陣から直接ご指導頂くことができ、今後の財産となる非常に貴重な経験をすることができました。
また、私の在籍する薬剤疫学分野では、リアルワールドデータを用いた薬剤疫学研究のみならず次世代のデータベース構築も行っており、川上教授のもと多様な背景の研究者・学生が集まっています。研究室の中では、実際にデータベースを用いて自分の専門領域に関する臨床研究を実践することもできました。実践していく課程で、薬剤疫学教室では、様々な分野の専門家から熱心な指導や貴重な意見を頂くことができる最高の環境が整っており、私は2年間で査読付きジャーナルに数本の原著論文を出版することもできました。
SPHの2年間で得られたもののなかで、研究成果も重要ですが、一番の財産は“コネクション”であると思います。切磋琢磨した同期や、優れた指導者と繋がりが、将来の臨床研究を行っていく上で非常に得難いものであると思います。SPHへの入学を決断することは、その後のキャリアにとって重要な進路決定となると思いますが、決して後悔のない貴重な経験ができると思います。

2017年3月修了生

山田修平(2017年3月専門職学位課程修了)

私は、腫瘍内科医としてがん専門病院でがん診療に携わってきました。患者さんと接する日々の臨床業務は充実したものでしたが、臨床試験の立案や管理、リアルワールドの診療実態や安全性評価、薬剤の費用対効果などに関心を持つようになり、これらを学ぶことができる場として、薬剤疫学教室の門をたたきました。
在学中は、さまざまなバックグラウンドをもつ学生と交流をもつことができ、視野を広げることができました。また豊富な疫学研究の経験を有する教員の方々から多くのご指導をいただき、医療情報データベースを用いた研究をすすめることができました。
修了後は、医療機関で医療安全管理などの業務に従事しています。がん診療の経験と、大学院で得られた広い視野とデータベース研究の経験を活かして、医療の質向上に貢献していきたいと考えています。今後もさらに薬剤疫学教室で研究する方々が増え、医療界にその輪が広がっていくことを願っています。

2017年3月修了生

関 知嗣(2017年3月専門職学位課程(臨床研究者養成コース)修了)

私は大学卒業後、10年間市中病院で循環器内科医として勤務する中でEBMを実践しようと日々試行錯誤(迷走?) していました。エビデンスの確立した治療が十分に行われていない一方で、ほとんどエビデンスのない治療が臨床医の経験のみに基づいて行われている現状をなんとかしたいと考え、2016年に1年制の臨床研究者養成(MCR) コースに入学しました。
在学中は疫学、統計学のみでなく、医療制度や医療経済、医薬品開発など多岐にわたる内容を学ぶことができ、今まで臨床しか知らなかった自分の視野を大きく広げてくれました。また、MCRコースでは、自分の研究について教授陣や同級生達と徹底的にディスカッションし、ブラッシュアップしていくという非常に貴重な経験ができました。
当教室では、近年注目されている医療ビッグデータを用いた臨床疫学研究を積極的に行っており、データサイエンティストや生物統計家など様々なバックグラウンドを持った教員の先生方の指導が受けられる研究環境が整っております。 私自身は現在、循環器・生活習慣病領域でDPCデータベースを用いた臨床疫学研究を行なっており、今後は幅広い研究手法を使いこなし臨床上、公衆衛生上の問題を解決できるような臨床研究者になりたいと考えています。
臨床能力だけでは解決できない問題に対して、臨床研究は非常に強力な武器になり得ます。臨床研究で明日の医療を変えたい、そんな熱い思いを持った方々をお持ちしております。

2014年3月修了生

木下琢也(2014年3月専門職学位課程修了)

私はカナダの大学留学中にQOLや費用対効果に基づいた医療と学問を初めて体感し、学んだ事から、日本の医療体制や実態に興味を持ちました。私の専門は経済で医療系ではないのですが、SPHには多様な学生がいる事を知り、そして経済主体の視点から医学主体の視点から物事を捉えたいと思い、入学を決意しました。特に以前から薬剤経済や薬剤の費用対効果に興味があったことから日本では京都大学にしかない薬剤疫学分野の研究室でお世話になる事になりました。薬剤疫学分野では薬剤の費用対効果研究だけでなく、ハイブリッドペプチドを用いた基礎研究やリアルワールドデータを用いた薬剤疫学研究も行っています。SPHでの2年間は講義から研究と忙しいですが、この貴重な経験から多くの専門知識を得ることができました。薬剤疫学分野の研究室では研究指導も熱心で様々な先生から貴重な意見をいただくことができ、研究を仕上げることができました。
京都大学のSPHには医療従事者に限らず、多様な学生が多く在籍していることから、疫学、医療統計や臨床研究などの学問を様々な視点や観点から学べる最高の環境です。今後も多くの方がSPHの門をたたくことを願っています。

2013年3月修了生

片田紘貴(2013年3月専門職学位課程修了)

私は薬学部出身ということもあり、公衆衛生・薬剤疫学に関心を持っていました。特に、臨床試験や医薬品の承認申請、市販後調査と安全性監視に至るレギュラトリーサイエンスについて深く学び、それを将来の仕事に結び付けたいと強く思っていたことから、SPHの薬剤疫学分野にお世話になりました。
薬剤疫学分野には、自分の関心のある事柄を幅広く学び、研究に打ち込める素晴らしい環境があると同時に、そのプロフェッショナルである川上浩司教授をはじめ有能な先生方が多数おられます。そのため、安心して学習・研究することができますし、大学院生として成長できることはもちろん、将来社会に貢献しうる一人の人間としても大いに成長できます。また、新卒学生ばかりではなく、すでに働いておられる方も多くいらっしゃるため、「学習・研究と仕事のつながり」をより意識しながら日々学び、研究生活を送ることができます。こういったことは他の大学院ではなかなか経験できない大変魅力的な面ではないかと思います。
この2年間を振り返ってみると、薬剤疫学分野に在籍させて頂いたおかげで、質の高い研究を行うことができただけでなく、主体性をもって物事を考え、取り組み、解決する能力も自然と培われたように思います。
今後は、SPH・薬剤疫学分野で得た知識と経験、そして研究成果を製薬企業で活かし、社会貢献に邁進していく所存です。

2012年3月修了生

小川淳(2012年3月博士後期課程修了)

製薬会社の臨床開発部門で勤務しながらの社会人学生として3年間お世話になりました。
当研究室は、学士から直接入学した方以外にも、医師、薬剤師、経営修士、海外留学経験者などさまざまな社会経験を積んだ方々が在籍しており、研究分野としてもDryとWetが並存している大変ユニークな研究室です。みなさん多様な研究をおこなっていますが、教員の先生方の適切な指導をいただきながら、それぞれのリサーチクエスチョンを解き明かそうと切磋琢磨しています。
それをみて刺激を受けるとともに、バックグラウンドの異なる方々といろいろな視点の意見を日々交換することで、私自身思考の幅を広げることができたと思います。
会社勤めをしているだけでは決して経験することのできない充実した日々を過ごさせていただいたことに本当に感謝しています。

2011年3月修了生

大野慎也(2011年3月専門職課程 修了)

中外製薬株式会社
医薬安全性本部 ファーマコビジランス部

充実した2年間に感謝
薬剤疫学分野に在籍させていただいていた2年間、本当に色々な経験をさせていただきました。
私は薬学部時代に薬剤経済学を学んでいた関係から、この研究室ではドライチームに所属し、主に抗がん剤の薬剤経済学的評価に関する研究を行っていました。
指導教官の先生方は本当に親身になってご指導してくださり、データソースも豊富であるため、自身のリサーチ・クエスチョンを研究に落とし込める環境が整っていると実感しました。
また、多様なバックグラウンドを持つ社会人学生も多数在籍しているため、幅広い人脈を形成できるのも薬剤疫学分野の魅力の一つと考えられます。この方々との議論を通じて、日々新たな視点や研究方法論を吸収することができ、充実した毎日を過ごすことができました。
今の会社に就職できたのもこのような環境で揉まれ、様々な経験を積むことができたからではないかと考えています。自身を大きく成長させてくれた薬剤疫学分野の皆様には心から感謝しております。

2010年3月修了生

喜多史代(2010年3月博士後期課程修了)

学ぶこと、出会うこと
薬剤疫学分野での大学院生活は振り返ってみるとあっという間でした。私のバックグラウンドは保健調剤薬剤師で、薬学修士課程では分子細胞生物学を基とした基礎研究を行っていました。
博士課程では医薬品の有効性を検証するための臨床研究に取り組み、臨床での疑問を科学的、かつ、実現可能な方法において実施することの難しさや臨床研究の重要性を実感しました。研究が順調に進まないときには、先生方、学生の皆さんに相談し、議論を交わし、ご指導頂いての実施でした。
また、薬剤疫学分野はウェット・ドライの両方の研究を行っている稀有な研究室で、リトリート等を通じて双方の研究内容について議論することもあり、多くの人の考えに触れることで自分の視野が広がる楽しさを実感しました。このような環境に身を置き、充実した日々を過ごせたことに心から感謝しています。

2009年3月修了生

小林泰俊(2009年3月専門職学位課程(MCR)修了)

薬剤疫学教室 MCRコースを受講して
様々なEBMワークショップを通して臨床研究の面白さにひかれるようになり、体系的に臨床研究の事を学べる機会を探していたところMCRコースの事を知りました。
医師になって9年目で初めて一定期間臨床から離れることに不安を感じましたが、短期集中と割りきり薬剤疫学教室に所属させて頂く事になりました。
結果的に教室での毎日は本当に充実したものでした。授業は毎日朝から夕方まで詰まっており、大変忙しい日々でしたが各々第一線で活躍される研究者である教員からの講義や実習は大変実践的で刺激的なものでした。研究では御多忙にも拘わらず個別で綿密に御指導頂いた教員の先生方には感謝の念に堪えません。
また教室では今までの臨床医経験から得られることがなかった医薬品の規制や行政の事について様々な知識を得る事ができました。教室内に企業出身者や薬剤の開発を専門とする研究者の教官や学生が在籍し、こうした様々なバックグラウンドを持つ人々との交流は私自身の臨床の知識のみならず、医療に関連する見識の幅を拡げる事につながったと強く感じます。
臨床研究に関する事だけでなく、専門職として社会と医療の関わりについて興味を持たれる方は薬剤疫学教室で学ばれる事を是非お勧めいたします。

2008年3月修了生

坪内美樹(2008年3月博士後期課程修了)

大塚製薬株式会社
ニュートラシューティカルズ事業部 研究開発本部

研究室でしていたこと:
Regulatory scienceは医薬品や食品分野でますます重要になってくると思います。
私は、日本の再生医療関連製品の早期実用化に対する阻害要因について、主に審査/規制/ガイドラインといった側面から調査・研究していました。
(論文)Tsubouchi M, Matsui S, Banno Y, Kurokawa K, Kawakami K. Overview of the clinical application of regenerative medicine products in Japan. Health Policy, 2008 Apr.

今の仕事:
ポカリスエットやSOY JOYに続く、健康に役立つ製品の研究開発に取り組んでいます。

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