若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成19年度 実施報告
【事業名称】
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事業名 (和文)次世代を担う医学系教員の育成 (英文)Developing medical educators for the
next generation |
【申請大学】
東京大学
【申請専攻等】
東京大学
医学系研究科・医学部
【海外パートナー機関】
機関名 (和文) ジョンズホプキンス大学
専攻等名(和文) 医学系研究科・医学部
機関名 (和文) ミシガン大学
専攻等名(和文) 医学系研究科・医学部
機関名 (和文) ペンシルベニア大学
専攻等名(和文) 医学系研究科・医学部
機関名 (和文) ワシントン大学
専攻等名(和文) 医学系研究科・医学部
【連絡窓口】
東京大学 医学系研究科・医学部 国際交流室
電話番号:03-5841-3689
2.事業実施期間を通じた事業の目標と、そのうちの平成19年度の事業目標達成状況
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事業実施期間を通じた事業の目標として、今回の「若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム」事業により、東京大学医学系研究科から派遣される若手研究者は、海外パートナー機関において従来型の「優秀な研究者」として育成されるだけではなく、「次世代を担う医学系教員」、「優秀な教育者」、さらには「優秀な研究室運営者」として育成されることを目標としている。 平成19年度は東京大学医学系研究科所属の4名の若手研究者が、海外パートナー機関(ジョンズホプキンス大学、ペンシルべニア大学、ワシントン大学)に派遣された。それぞれ、各々の専門領域(国際保健学(生物医化学)及び臨床医学(内科学、外科学、耳鼻咽喉科学))において、海外パートナー機関との共同研究テーマを推進している。具体的的には、A氏:
RNAi を用いた肝移植後C型肝炎再発防止の研究、B氏:末梢前庭障害後の代償および前庭系の可塑性の研究、C氏:糖尿病性腎症に特徴的な腎病変の研究、D氏:ミトコンドリアでエネルギー生産におけるロドキノンの研究、のテーマにおいて、共同研究を推進している。(詳細は後述) 平成19年度については、3名の若手研究者が、米国ビザの取得にかなり時間がかかったことと(派遣先の米国の大学から、米国ビザの取得に必要であるDS-2019の送付が遅れたため)、本人が、日本での研究テーマをまとめて仕上げることを希望したため、平成20年2月下旬からの派遣開始となってしまった。この3名については、共同研究がはじまったばかりで、平成20年度に大きな成果が出ると考えられる。 平成19年度に派遣された4名の若手研究者は、共同研究の遂行だけでなく、「次世代を担う医学系教員」、「優秀な教育者」、さらには「優秀な研究室運営者」となるため、派遣先の教員と行動を供にして、貴重な体験を得た。(詳細は後述) また、担当教員は、それぞれの海外パートナー機関に短期間の出張を行い、派遣されている3名の若手研究者と面談し、各々の若手研究者の活動状況を把握し、共同研究テーマについても指導を行っている。さらに、担当教員は、海外パートナー機関の教育担当教員あるいは研究室運営教員とも面談し、アメリカ合衆国の研究室の運営、大学院学生教育、医学部学生教育の現状について、知見を得た。(詳細は後述) |
3.平成19年度年度事業実施概要
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多数の若手研究者の応募・問い合わせがあったため、若手研究者の募集は、平成19年9月下旬に医学系研究科・教授総会にて周知し、同時に医学系研究科内の一斉メールにて該当者全員に通知して、それぞれの専門領域から推薦された派遣希望の候補者に対して、平成19年10月上旬に約15分間の面接を行い、(1)これまでの研究実績、(2)ITP派遣中の研究計画、(3)これまでの医学教育実績、(4)英会話能力、について採点し、合計点数が上位の4名を派遣予定者とした。この4名の派遣予定者は、海外パートナー機関(ジョンズホプキンス大学、ペンシルべニア大学、ワシントン大学)と共同研究テーマの打ち合わせを行い、平成19年度事業として、東京大学医学系研究科所属の4名の若手研究者が、海外パートナー機関(ジョンズホプキンス大学、ペンシルべニア大学、ワシントン大学)に派遣された。それぞれ、各々の専門領域(国際保健学(生物医化学)及び臨床医学(内科学、外科学、耳鼻咽喉科学))において、海外パートナー機関との共同研究テーマを推進している。具体的には、(1)A氏:
RNAi を用いた肝移植後C型肝炎再発防止の研究、及び多能性幹細胞LVECsを用いて膵島移植の研究。(2)B氏:サルを用いて末梢前庭障害後の代償および前庭系の可塑性の研究、及び眼球運動の解析による前庭系の研究。(3)C氏:糖尿病モデルマウスの腎病変の進行と成長因子の関与の研究、(4)D氏:ミトコンドリアでエネルギー生産における脂溶性物質ロドキノンの研究、及び光合成細菌を使った遺伝子改変の研究。これらのテーマにおいて、現在も継続して前述の共同研究を推進している。 なお、平成19年度については、3名の若手研究者が、米国ビザの取得にかなり時間がかかったことと(派遣先の米国の大学から、米国ビザの取得に必要であるDS-2019の送付が遅れたため)、本人が、日本での研究テーマをまとめて仕上げることを希望したため、平成20年2月下旬からの派遣開始となってしまった。この3名については、共同研究がはじまったばかりであるため、平成20年度に研究面での成果が出ると考えられる。 平成19年度に派遣された4名の若手研究者は、共同研究の遂行だけでなく、「次世代を担う医学系教員」、「優秀な教育者」、さらには「優秀な研究室運営者」となることが期待されているため、派遣先の教員と行動を供にして、貴重な体験を得ている途上過程である。具体的には、(1) 研究室の運営においては、米国研究室の教員及びポスドクとともに、研究テーマの進め方について、議論に加わり、大学院学生と医学部学生への研究テーマの作成にも関与している。(2) 大学院学生と医学部学生教育においては、米国研究室の教員及びポスドクとともに、学生への研究指導にも関与している。 担当教員は、それぞれの海外パートナー機関に短期間の出張を行い、派遣されている3名の若手研究者と面談し、各々の若手研究者の活動状況を把握し、共同研究テーマについても指導を行っている。さらに、担当教員は、海外パートナー機関の教育担当教員あるいは研究室運営教員とも面談し、アメリカ合衆国の研究室の運営、大学院学生教育、医学部学生教育の現状について、知見を得た。具体的には、(1) 研究室の運営においては、ポスドクと大学院学生とは、本人独自の研究テーマを持ち、主体性を持ちながら、それぞれの研究を遂行していた。 (2) 大学院学生教育においては、ほとんどの大学院学生は、学部学生教育を手伝うことにより、大学からの奨学金を獲得していて、学部学生を指導しながら、ともに研究を遂行していた。 (3) 医学部学生教育においては、米国においては、従来の100人を対象とした「講義主体型」の教育の比重は減少していて、「少人数参加型」チュートリアル教育が導入されていた。その内容は8-10人の小グループとなった学部学生は、予めテーマを各自で分担して予習して、資料を作成して、それを、小グループ内で発表して、相互に質問を行い、議論を深める「参加型」チュートリアル教育が部分的に導入されていた。 |
4.平成19年度の具体的成果
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4−1.若手研究者育成に対する組織的取り組み状況 海外に派遣される若手研究者の募集は、医学系研究科・教授総会にて周知し、同時に医学系研究科内の一斉メールにて該当者全員に通知して、医学系研究科に所属するすべての若手研究者を対象とした。 担当教員は、派遣希望の候補者に対して、約15分間の面接を行い、(1)これまでの研究実績、(2)ITP派遣中の研究計画、(3)これまでの医学教育実績、(4)英会話能力、について採点し、合計点数が上位の4名を派遣予定者とした。 派遣が決定した研究者に対して、担当教員は、さまざまな助言を行い、派遣後、すみやかに研究を開始できるよう環境を整備した。 また、医学系研究科として、派遣前に、医学英語の語学教育を行い、事務補佐としては、米国ビザ申請書類、出張書類等の作成支援を行った。 また、若手研究者が先方に滞在中も担当教員は、さまざまな助言を行い、円滑に研究が遂行できるよう助力した。 4−2.海外パートナー機関との協力体制構築状況 今回、海外パートナー機関として登録している米国・ジョンズホプキンス大学、米国・ミシガン大学、米国・ペンシルべニア大学、米国・ワシントン大学については、東京大学医学系研究科・医学部と部局間交流協定を締結していたため、協力体制は既に構築されていた。 今回、海外パートナー機関に派遣された4名も、全員が希望どおりの研究室において、共同研究を開始することが可能であった。また、4名全員の現地での宿泊施設も訪米前に手配されていて、4名全員とも、到着後すぐに、活動を開始することが可能であった。研究施設への入構パスカードも到着時に準備されていた。 4−3.学術面の成果及び成果の発表状況 ・A, B, C, D, E, F. Testing of vibratory thresholds as a clinical examination for patients with unsteadiness due to somatosensory disorders. Gait Posture. in press.
・A, B, C, D, E, F. Modified nasal specula and flexible holder
for endoscopic nasal surgery. Laryngoscope. in press. ・A, B, C, D, E, F. Wall-eyed bilateral internuclear
ophthalmoplegia (WEBINO) in a patient with progressive supranuclear palsy. J
Neuroophthalmol. in press. ・A, B, C, D, E, F. Prediction of the prognosis of Bell's palsy
using multivariate analyses. Otol Neurotol. 2008;29:69-72. ・A, B, C, D, E, F. World J Gastroenterol. 13,
1516-1521, 2007 ・A,
B, C, D, E, F. Anaerobic NADH-Fumarate Reductase System Is Predominant in the
Respiratory Chain of Echinococcus multilocularis, Providing a Novel Target
for the Chemotherapy of Alveolar Echinococcosis. Antimicrobial Agents and Chemotherapy
52 (2008) 164-170 ・A,
B, C, D, E, F. Chronic hypoxia aggravates renal
injury via suppression of Cu/Zn-SOD: a proteomic analysis. Am J Physiol Renal
Physiol. 2008;294:F62-72. ・A, B, C, D, E, F. Microarray analysis of chronic hypoxic kidney revealed activation of HIF by metallothionein. Keystone Symposia, Molecular, Vancouver,
2008 January 15-20 4−4.今後の課題・問題点 特になし |
5.若手研究者の派遣実績
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派遣先機関 |
派遣期間 |
派遣者氏名 |
派遣者所属・職名等 |
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ジョンズホプキンス大学(米国ボルティモア市) |
平成19年12月27日-平成20年3月31日 (96日間) (平成20年度に継続中) |
A |
東京大学・医学部附属病院・A |
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ペンシルべニア大学 (米国フィラデルフィア市) |
平成20年2月26日-平成20年3月31日(35日間) (平成20年度に継続中) |
B |
東京大学・医学系研究科・B |
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ジョンズホプキンス大学(米国ボルティモア市) |
平成20年2月24日-平成20年3月31日(37日間) (平成20年度に継続中) |
C |
東京大学・医学部附属病院・C |
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ワシントン大学 (米国シアトル市) |
平成20年2月24日-平成20年3月31日(37日間) (平成20年度に継続中) |
D |
東京大学・医学部附属病院・D |