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*ゼロリスク探求症候群


ゼロリスク思考:BSE問題(外部リンクマッシー池田のHP)でも紹介されている。


ゼロリスク探求症候群

ほんのわずかなリスクの存在も許さない。
完全主義、完璧主義。日本人は、何万分の一の確率であっても、すべて危険と判断し不安に陥る傾向がある。

*対する用語が低リスク容認論

リスクマネジメントでは、予想されるリスクを全て洗い出し、リスク評価を行う。
識別したリスクにについては、先順位をつけて対策を立てる。
このとき、対策を取らない(リスクを受け入れる)という選択もあり得る

これが、「リスクヘッジ」のことである。

例えば、「明日、落ちてきた隕石に当たって死ぬかも知れない」というリスクがある。
このリスクには、あまり有効な対策は取れない。
仮にシェルターの中へ避難したりすると、仕事などにいろいろ問題が発生する。
そもそも、そのようなことは滅多に起こることではない。
そのようなリスクは、「気にしない」というのが最善であろう。

いや、実際は、リスクをコントロールするのは、非常に難しいのだけれど。

残念ながら、どんなに努力しても、いかなる場合にもリスクは決してゼロにはならない 。
できる限りの安全対策を施しても、それでもリスクは残る。世の中、そういうものであると思う

ある一線を越えると、安全対策は非常に難しくなる。リスクをゼロにするのは、現実的な選択ではない。
現実的な選択として、適当なところで折り合いをつける必要がある。適当なところを見極めるのは難しいことなのだけど。

結果として、このゼロリスク症候群のパンデミックは

他者に対して過度に不寛容になると、社会システムが機能不全に陥ることがある

という、内田樹の言葉に依る結果となってしまうだろう。



2007.12.18 記載