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*リーダー論  


*リーダーとは

リーダーには2種類いる。

1.自分が先頭に立ってすべてを推し進めていくタイプ。
2.コーディネーターとして「人材の適材適所の配置と指示、そして任せる対象からのfeedbackと責任」を発揮するタイプである。

前者は松下幸之助やトヨタの社長などほんの一部の人間に過ぎない。むしろ多くの組織のリーダーは後者として組織を支えている。

例@:土木・建築や

そのほかの分野でも専門の細分化に伴い全体を統括するコーディネーターがここ20年30年台頭している。そして、優秀な人ほどコーディネーターとして働き、そうでない人(一部の天才を除いて)はせめて専門を一つ身につけることによって社会に貢献するという図式になっているようである。これは「リーダー」の意義からも確かだと私は考える。


例A:政治
 :政治原理 アリストテレス曰くを一部参照

     あちこち並び立つ熱狂的で信念に満ちた「床屋政談」をいかに調整するかである。(アリストテレス)

政治というと、まずはだれでもどういう社会が最も理想的な社会のあり方か、ということを考えたくなる。しかし、社会が自由さを承認する立場において、今存在する人を自由で対等な個人と認める。だから一人一人の不満や異議を対等なものとして勘定するので、そこに利益の不一致や対立、感情の行き違いも生じる。そのなかで「落としどころ」を勘案することが本質であると考える。政治のやり方は2種類ある。1つは、政治的理想主義(原理主義)で、これは宗教戦争を引き起こす。2つ目は相互承認的ルール(落としどころ主義)である。原理主義が蔓延った現代社会を見れば、後者以外に原則は今のところ見当たらない。

つまり、政治家(様々なリーダー)に必要な能力は、「調整能力」である。





*リーダー論、coordinater論ですが、この「リーダー」感覚に自分が気付いた過程を踏まえて、

リーダーの場合:リーダー=自分

1.自分一人ではこなしきれない量の問題に直面する。他者にも手伝ってもらおうと考える。

2.案外自分でなくても物事は進むのかと気付く。が、自分の思惑通りに行かないことに関して任せきれず干渉してしまう。また、干渉することが自分の役割だと思っている。

3.少し組織から離れる瞬間が生まれる。(偶然or故意『自分がその組織から離れている時を考える。自分なしで組織は動くのか?と自問する。』にでも)

4.周囲が「あの人がいると全体がうまくいく」と再認識し気付く。ここで組織からのリーダーの離れ具合が重要。近ければ周囲は依存傾向に陥り共依存関係(頼れる⇒任せよう!&頼られて嬉しい)が長引くことが多い。)

5.だんだんリーダーも組織にいられる時間も減ってくる。
6.周囲がよい気付きをすれば、「頼ってばかりはいられない」
OR「自分達だけでもなんとかしよう」)、悪い気付きだとリーダーを何とか組織になんとしてでも引きとめようとする。

7.限界が来つつも、お互い案外、何とかなっていることに気付く。

8.リーダーは、さらに周囲の成長度に気付き、驚く。

9.そして、寂しいながらも自分が引くこと、そして「任せること」が、組織の効率性と成長に繋がることに気付く。

10.自分が手を出さずに『引く』・『見守る』ことの重要性を知る。

11.自分の役割は「何もしないこと」と気付く。

12.リーダーとは「人材の適材適所の配置と指示、そして任せる対象からのfeedbackと責任」と気付く。

といった感じで気付きました。いわゆる学校で「できる子」だった人の例です。

ポイントは:人に「任せること・任せようと思うこと」、共依存からの断ち切り。パターナリズム,救世主願望一辺倒からの脱却

医者の場合だと、患者さんやその家族に助けてもらうのがとてもいいアイディアであることに気づけるかどうかが、いい仕事ができるかどうかの大きな分かれ目だと思う。少なくとも、コメディカルに助けを求めることがうまくできるようになれば,大分よいのではないだろうか?

(補足)9〜11に関して:宋文州がソフトブレーンの会長を辞めて1年になる. http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060830/108925/



リーダーの周囲の人間の例:非常にマレでしょうが。

1.あるリーダーが切れました!「オレばっかりこんなに雑用やってられないよ!もうやだ!止める。」と…。

2.「まったく、責任感がないな〜」と思う人間が多い一方で、自分より優れた人が周囲で動いていることが自分にどれだけ有益かに気付く人間もいる。

3.後者はリーダーに感謝し、自分にもできることがないかを探し始め、特定の人に過荷重にならないように配慮しようとする心が生まれ、仕事を分配することの必要性を知る。

4.仕事を分配したことで文句たれる輩もいる。が、たまたま

組織が機能し始め、メンバー間の活気も変わり上昇、一体感が出てきたと感じる。

5.その中で、自分はなにやっても人より劣っていると劣等感が強かった。それでも、みんなと楽しみたいという気概から、何か仕事を探し始める。

6.「みんなが働きやすい環境を整えること(友人曰く:秘書課の秘書かな〜)」が自分の仕事が気付く。

7.いつのまにか組織に欠かせない人間となっている。

8.各々の仕事が理解できていた彼は、全体の流れの調整役になっていた。

9.いつの間にか、組織の中心人物となっていた。

ポイントは「周囲への配慮の心」の継続ですかね。

さらに言えば、僕の場合「リーダーを演じる」必要性もあった時期があり、それがうまく機能したで、よりこのリーダー論は確診を持ちました。任せる際の「責任を一緒にとる」ことも後輩の仕事のノビノビさの変化から気付きました。


2006.12月