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*官僚の天下り

天下りと聞くと、多くの人が「けしからん!」と脊髄反射するだろう。

一方、それなりのポストに呼ばれて、給料をもらいそこの機能を果たすには、非常に大変なんだ!という言う官僚の声もある。

しかし、多くの(大抵は多すぎる)下請け会社をもつ、都市UR機構(都市公団の民営化団体)などは、特別会計下の国から事業を「もらう」ことで給料を払っている。その事業を確保するには「その関係者」と知り合いになることが重要。ただ、接待しては「談合」になり、最近の世間の目は厳しくなっている。しかし、その会社の「役員・従業員」という立場だと話は別である。これも一種の談合なのには変わりないが、それでも目立たないように仕事を「もらいやすくなる」のは事実だ。しかも、その事業の1つ1つの額が決して小額ではない。原価40万を260万円で発注の高速道路の緊急電話など…。

つまり、楽にもうかる仕事をもらうために、天下り役人を雇う。その給料(いわゆる高級)であっても、仕事が入る利益がはるかに上回るから…雇うのである。

実際、役員クラスの人間はほとんど現場をしらない。現場技術専門での課長級役職もまれに存在するが。それが、「他の関係ない」企業にポンと入って、仕事ができるか?ほとんど出来ない。と聞く。
前者の「大変なんだ!」という声を上げる役人は、パフォーマンスか、実際に非常にまれな真面目な現場をやっている人間なのだろう。

利益のない相互安定の仕組みは「続かない」!。一方通行の搾取ならば、今の世の中とっくに世間に多少なりとも漏出しているだろうから。

といっても・・・民間では天下りはむしろ当たり前の慣習。公務の立場だから責められている?。小さな政府を目指し、病院も独立採算、政府の外郭団体は減らずむしろ権力の肥大化が顕著(経済諮問会議など良い例)のなか、単に槍玉に挙がっているという感も否めない。

でも医療関係者として、製薬企業が官僚の天下りを大量に受け入れているらしいことは良く聞く(真偽は果たして)。だからこそ、薬価の上でかなり優遇されることは勿論のこと、薬害等でも、製薬企業にとって不利な情報が官僚からなかなか出ないという事態になるのではないか・・・。

でなくても、製薬会社の人間がいまや政治の中枢を突っ走っている経済諮問会議のメンバーに含まれていることは確かだ。


2007.11.12 記載