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この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように一周ごとにサイクルを向上(スパイラルアップ、spiral
up)させて、継続的な業務改善をしていく。
右図の「機能的改善」のspiral
upしていく矢印の向き=理念と目的である。PDCAサイクルは理念と目的という大きなベクトルに向かって進むのである。
つまり、どんなPDCA
cycleを実行していても、その結果は「理念と目的」によって支配される。では、その理念・目的とはいったい何か?をいつも念頭に置くことが重要なのである。
<具体例@
雑誌>
医療崩壊に関する燦々たる暗い将来を暗示する文章が、ある雑誌のトップページに掲載されているとしよう。ある会議でその文章に関して討論することとなった。
多くは、「この文章のこの部分は現実離れしている」だとか「現場の意見を反映していない」だとか、内容に関しての議論が行われることが殆どである。はたして、これで十分だろうか。
大事な点は、そもそもこのような内容がどうしてこの時期に(例えば選挙前)に***雑誌のわざわざトップに載せたのか?という疑問なのである。
論文や記事を書いたことある人、学校で新聞係など編集の仕事・役割をしたことのある人は分かり易いだろう。雑誌の編集者には、その雑誌を書く大きな「理念と目的」が前提にある。えてしてそれは、読者層の種類や時世としての目的、スポンサーの利益などがある。週間少年ジャンプに政治家の裏金に関する特集を載せることはない。
という視点で考えれば・・・この医療崩壊の記事を載せることで読者の不安を煽り・疑問を提示し、その後に「医療崩壊に関する討論/対談」を載せ、そうならないための「ある種の意見を提示」する。といった流れが一般的であると考えれば、この***雑誌は、編集時点で「ある種の意見を提示」するための、雑誌全体の構成として「医療崩壊に関する燦々たる暗い将来を暗示する」ような「文章」を依頼し、「対談」を依頼する。文章の筆者もそれで生計を立ててるなら尚更要望通りに書く。
「対談」を依頼しても、実際に対談をさせても、その記者の中で「結論は決まっている」のだから、その「結論」になるように討論を編集するし、内容を変えてしまうこともある(取材を申し込まれて、発言してもない内容や、都合の良いところだけ編集して、発言者の意図を無視することもしばしばである:現に私も経験した)。
つまり、理念・目的に行動と判断は依存するのである。
<具体例A
理念を定めて落しどころを探る行政(政治)、
理念に基づく社会厚生のための資源配分を目指す経済学
結果の金銭的側面から組織活動を分析をする経営学
⇒つまり、理念→目的→計画→実行→結果→分析(PDCA cycle管理マネジメントであり、管理する理由としての「理念」はあくまでもべつものである)
理念=政治、目的(落としどころを定めて)=政治+国民、計画=経済学>経営学、実行=活動(実践)、結果、分析=経営学>経済学といった具合である。