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*常勤医と非常勤医



常勤と非常勤の言葉の定義(コチラ)

⇒1日8時間で1週32時間の週4日勤務で常勤医師。(健康保険法

常勤と非常勤、その差は大きい。というのも、常勤が非常勤より優遇される点が多々あるからだ。

・社会保険料を雇用主が半額(2007.11現在)負担、
・確定申告を企業事務がやってくれる、
・福利厚生処遇、様々な手当て(控除)が付く、
・保険料や控除を差し引いた金額に所得税が掛かる=手取りが多くなる。 などなど

給料の面で言えば、込み30万ならば(3,4万は差がつく)。企業側も社会保険料、雇用保険料の出費経費の削減ができる。事務仕事量の減少で事務の人件費が減る。(退職金・賞与はどちらの場合も義務ではない)。

経費削減には「非常勤が沢山欲しい」。現実的に必要な常勤を非常勤で代用し経費節減。これは一般社会でも同じ構図。

一方、「常勤医」も保険点数を増やし、収入増加には必要。そのために、

土日の2日間に投入する当直日直のアルバイト非常勤医師を常勤換算できる。(健康保険法

を利用している。また、施設毎(ベッド数に応じて)に法定最低医師人数が定められている。そのため、人数稼ぎとしてこの換算法を利用している施設も多い。そして、実際働く人数は限りなく少ない。ある病院専門に働いている医者が非常勤で、バイトと称してきている医者が常勤計算となっていることもしばしばある。(バイトの給料はえてして多いから誰も密告しないのか。単に気付かないのかは不明)

この常勤医師換算は、国への医師数報告にも利用されている。その結果、平日診療での医師不足が隠蔽されてきた。パートなどの非常勤を常勤換算することで、数字上、表面的に医師不足の度合いが少なく見えてきたことを容認してきた行政にも問題がある。国の医療費削減、そして安い賃金でひたすら働かせるには好都合であり、割を食うのは「医者」という構図。



さて、最初に「1日8時間で1週32時間の週4日勤務で常勤医師」と書いた。ここで、きっとこう疑問がわくだろう。

「俺、非常勤だけど休みなく散々働いているんだけど・・・?」
「常勤としての扱い(利益)を受けてないけど?」

そうなんです。例えば、大学病院の場合、しばしば「常勤契約は助手以上講師、助教授、教授のみ」である。研修医はもちろん多くの医員は非常勤。

まずは自分の病院(職場)の「就業規則」を確認しましょう。法律に反するものは全て「無効」にできます。しかし、どんな理不尽な契約であっても、異論を発しない限りは契約は成立します(民法規定)。押し売りにあっても、被害届出さなければ「無効」にならないのと同じです。

詳細は、具体的な戦い方の一例を参照にしてください。



2007.12.18 記載