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「脱出」〜医者の海外流出・留学について〜



医者の常識、世間の非常識 〜Herr doktor〜
http://ameblo.jp/doctor-d-2007/entry-10054332695.html
での興味深いコメントを発見した。以下一部抜粋。
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この医療崩壊のシナリオは、政府政策としての既定路線であり、現在の公共の国民皆保険制度を廃止して、アメリカ型の民間医療保険産業に移行すると言われています。30兆円産業を外資に売り渡し、結局お金の無い一般人が苦しめられる破目になる訳ですが、もはや見守るしかないのでしょうか・・・。

しかし、そんな状態で医者がどうなるのか?

お先真っ暗といったところですから、有能な医者程先手を打って海外に逃亡するというトレンドのようです。最近は東大出身者も、高級官僚になれるはずがこれを振って、外資系企業へ流れるのがトレンドとの事。有能な人材ほど、よりよい環境を求めて日本を去るという時代ですか・・・。医者も、海外に留学経験があり、英語に堪能といった優秀な者ほど、好環境で医療、医学が行える海外へ移ることを考えるはずです。
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なるほど。医療も社会の一部。元はみんな高校生。医者も若い人達(私も十分若いが)は、外資で安定一儲け、自分が自分の理念の医療ができればそれでいい。と考える人は多いでしょう。現に、未だに医者の世界も「留学、学位」などの「肩書き」依存症の人間が多い。実際、留学のメリット、デメリットを考えれば、この情報化社会なのに…。

医学生・医者も未だに純粋な憧れや肩書きから留学を望む幼い人が多い。で、アメリカいって、アメリカの現状を知って欝になる人もいますね。イギリス行って、イギリスの家庭医の診療範囲の雁字搦めさにいやけをさすことも十分にありますね。どの国も一長一短です。確かに経験はいい武器かもしれないが、特に若いうち(20代くらいまでは)理念のない経験は伸びないと私は感じている。病態生理のない医学みたいなものかな?…。

また、留学した人は「そこはすばらしい!日本も早くこうしなければ!」といった、たいてい独りよがりの余計な救世主願望全開で日本に帰国し、医療とはなにか?生きるとは?という問も薄れ(なく?)、技術に溺れる例をしばしば見ます。

ボランティア活動に熱中する人も、ボランティアを使って稼いでいる民間企業の手ごまになっていることに気付かなかったり、感情論全開で組織単位の活動で物事を考えられなかったり、自分が行くことでむしろ邪魔になることなど想像つかなかったり、直接寄付すればいいところを仲介業者のある〜基金にお金を送っていたりしますよね。

国際レベルでも、発展途上国のゴミ処理関係の中毒や健康問題を議論していて「そのゴミが日本(先進国)からの輸出ゴミ」であることを知らなかったり…ですね。況や、ボランティアも基本は「自己満足」にあることを意識できていない人もしばしば…います。

「良いこと」といわれたことは「良いこと」と信じ続け、その背景を疑おうとする考えさえ浮かばないほど洗脳されている、または「純粋さん」は多いですね。まぁ、私があまのじゃくすぎるのかもしれませんが。でも、あまのじゃくって結構楽しかったりします。ってこれも自己満足です。
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<2009.9.2追記@>
 

 人口構成と産業構成の変化により国家が衰退 ⇒医療、治安、教育が、砕け散る。そして、バッファーがなくなった世相は揺れ幅を増し、極端から極端に振れる中で、混乱の度合いを増していく。

 

「最高に強い種が、最高に知的な種が、生き残るわけではない。周囲の変化に最も敏感に適応した種が、生き残る(チャールズ・ダーウィン)」

 医療業界の将来を予見し、変化に対応できるキャリアを練り上げること。これは、もはや医者にとっても『生存競争』かもしれない。どんなに聞こえのよい公約/意見でも、口先だけでは意味がない。発言者自身がたんに「勝ち組」になりたい、医療は金次第という世の中にしたいというような本音のもとでは・・・。医学部学生でも外資系、または経営コンサルト系の資格(MBA)講習会・説明会に出席するような人は着実に増えています。東大医学部の学生の話(4分の1の学生がマッキンゼーの就職説明会に出席)はニュースにもなりました。
2008/10/01 23:14   キャリアブレイン http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18505.html

上記東大の例を含め、インテリジェンスのある人々の海外流出は止まりません(いい悪いは別)。外国に逃げる人というのも英語ができる若い人ほど加速するでしょう。箔もつきますし(勘違い?)。今の日本の現状で、「割りに合わない」と感じる人々は多い。

有能な人材の海外流出は日本の国益を損ねています。そういう意味で、日本の英語教育の拙さは「政策の一環」かもしれませんね。
理系で最難関の一つである「医学部」人々の多くが英語を使えないという現状ですから・・・能力の問題ではなく、教育自体の問題の可能性が高いと思います。

むしろ、医学部卒でマッキンゼーに入れることは素晴らしいわけであって、ついに医療は、マスコミや他業種に「逃げられる」業種になった、と認識すべきなのかもしれません。ここに「良心の呵責」という言葉を出すこと自体、時代を感じてしまいます。これに、税金医者1人1億円論などと反論する方は、このHPを御覧の方にはいないと思いますが。

英語教育の充実は、有能な人材の海外流出をさらに加速させそうです(笑)

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2007.11.12 記載  
2009.9.2追記@