ラボクイズ-03(labquiz)
56才男性(身長165cm)のフローボリューム曲線
を示す。これを評価せよ。
この症例は、血痰と呼吸困難を主訴に受診した。胸部レ線上、右上葉の無気肺像を示した。緊急でおこなった気管支鏡所見で、扁平上皮癌による気管の高度狭窄が発見され、レーザーによる焼灼術を施行した。以下は術後のフローボリューム曲線である。
参考: 上気道の狭窄の検出に、フローボリューム曲線が有用なことがある。ただし、実験的研究から、内径7mm以下にならないとこのパターンは明らかでない。
クイズ解答03
ラボクイズ
東京大学医学部附属病院検査部
滑川妙子、佐藤道子、佐々木賀津乃、小川桂子、片山弘文、滝沢 始
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