標準12誘導心電図検査

検査前の受付および患者準備
・生理検査受付にて出力された患者誘導票を患者さんが心電図検査待合室へ持参する。
・患者誘導票に印字された検査項目にしたがい、技師が心電図検査室の中の検査ブースへ誘導する。
・上半身裸、両足首をとるように患者さんに指示する。
・女性用ガウンは用意してある。

心電図検査室および検査ブースの説明
・心電図検査室は、4つの検査ブースをもつ1部屋を占めている。面積は約70m2である。
・検査ブースはほぼ正方形(2.5×2.5m)で、1面のみ壁で、他の3面はカーテンである。
隣り合うブースでカーテンの色を変えている。
・マスター台は2ブースに設置してある。
・2×0.9mの電動式ベッドを使用している。

検査方法
・心電計に付属するカードリーダーにより患者IDカードを通すか、患者ID番号の手入力で、
ホストコンピュータから患者基本情報を受信し画面表示する。
・四肢誘導電極の装着部を酒精綿でふき、四肢誘導電極(ハサミ式)をつける。
特に電極付け間違い防止策はとっていない。
・胸部誘導電極の装着部は、通常は処置なしでペーストをすりこみ電極(大人用スポイト式)をつける。
・検査終了時は、装着順と反対に胸部誘導電極より外し、肢誘導電極を外したあとは、テッシュでペーストを拭き取る。

特殊例
・病棟への出張心電図検査も実施している。
・ディスポ電極を併用することもある。小児例、痩身者、皮膚疾患例など。
・小児例では、V3R,V4Rを、右胸心では、V3RからV6Rまで記録する。

結果報告
・現在は、実記録(12誘導心電図+自動診断)を返却している。
・受診科により、循環器医によるオーバーリード所見をつけて返却する。

将来
・患者カルテの電子化に伴い、波形をWWWブラウザで閲覧出来るシステムを検討中である。

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