大動脈弁通過血流速度波形に有用な断面設定と特徴 | |||
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心尖部からの左室長軸断面(図1下) | 胸骨上窩からの上行大動脈長軸断面 | 右鎖骨上窩からの上行大動脈長軸断面 | 右胸壁からの上行大動脈長軸断面(図1上) |
最も一般的な断面で簡易である。余計な体位変換を伴わないため検査効率がよい。他の断面による評価を加味しないと過小評価する可能性がある。 | 特殊な描出断面であり、描出不可能なことも多い。 | 若年健常者(左室長軸と大動脈長軸のなす角度差が少ない例)では信頼性が高い断面である。 | 高齢(左室長軸と大動脈長軸のなす角度差が大きい例)または有意な大動脈狭窄例では信頼性が高い断面である。 |