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会長挨拶
八木原 俊克
国立循環器病センター
 

ご挨拶

このたび、関西胸部外科学会の大きな節目となる第50回学術集会を主宰させて頂くことになりました。人工心肺を用いた開心術の基礎研究と臨床が、当地域の中で50年前に実を結んでいるという輝かしい諸先輩の足跡を振り返り、身の引き締まる思いがします。国立循環器病センター職員一同共々、この機会を与えて頂いたことを大変光栄に感じると共に、会員の皆様に心から御礼申し上げます。

近年においては医療を取り巻く環境が厳しさを増し、胸部外科領域でもより質のよい医療を提供することが求められ、そのためのシステムの構築が急務となっています。その目的達成のためには、心・肺・食のより強固な連携を図りながら、さらには関連する内科系医師や集中治療医師との連携と協調を推進することが今後の展望と考え、今回のテーマを「連携と協調からさらなる飛躍へ」とさせて頂きました。

本学会の役割は、心・肺・食の胸部外科領域における学術討論を通じて、胸部外科診療の絶え間ない質の向上をもたらすことにより社会に貢献することですが、この責務を果たすためには、将来の胸部外科診療を担うより高い臨床能力を備えた少数精鋭の外科医を育成する必要があり、若い外科医の教育の場としての学会の役割は益々重要になってきています。活発な最先端医療の討論を継続させながら、さらに地方会としての役割を重視する観点から、症例報告やまだ少数例の新しい発想の手術手技、始めたばかりの独創的な研究など、若い外科医による演題を多く応募して頂ければ幸甚です。

益々活発な討論ができる学会を目指して、会員の皆様の積極的なご協力と、2007年6月に一人でも多くの会員と大阪国際会議場でお会いできることを期待しています。

 

 
第50回関西胸部外科学会学術集会