第7回 卒業生交流会のご報告 |
2014年11月22日(土)、第7回地域看護卒業生交流会を開催いたしました! 今年は、地域の実習資料が置いてある懐かしい4317号室での開催でした。 少々手狭なお部屋でしたが、その分いつもに増して和気あいあいとした雰囲気で楽しく交流しました。 交流会の様子をご紹介させていただきます。 【第1部】 地域看護の最近の話題から 金沢大学 表志津子教授 グループディスカッション:「仲間と語ろう!‐自分の仕事‐」 各グループからの発表 【第2部】 自由交流タイム 【グループワークでだされた意見】 母子保健G ・勤務年数が長くても初めての部署に異動になれば新人と同じ。どうやってその分野での自分の力をつけていくかが課題 →これまでの勤務で培った人脈を生かして周りに協力依頼してみると良いかも ・何件も訪問に行って地域の課題が見えてきたが対象者の居住地がバラバラでどうやって集団アプローチに持っていくか難しい ・自治体の規模によって発達障害疑い児へのアプローチ方法が様々。自分ところは意外と頑張っていることが分かった ・市全体として母子より成人に力を入れているような感じを受ける ・母子は人生の一番最初の大事な時期。ここをしっかりしないとその後の人生の全てに波及する。長い目で見ることも大事。 成人保健G ・保健指導は評価が難しい。なかなか皆変わらない。 ・特定健診に関するスキルアップの勉強会をしている自治体もあるが取り組みは様々である。 ・がん検診の精検受診勧奨を保健師がしてるところがあったり、外注のところもあったりと他の自治体以外の様子が分かった。 ・全体の集計値にとらわれるのではなく、個々のうまくいったケースを積み重ねることも大切ではないか。 高齢者・保健所G ・福祉の中での保健師の立場に悩む。本当に自分がいるのか?という思いにもなる一方で、福祉分野にいると「予防」がすごく大事というのは感じる。 ・生活困窮者の幼少期の支援は大事だが、どこまで踏み込んでいいのか?と考えている間に学童になり支援が途切れてしまう。 ・幼少期に問題のあったケースがまわりまわって大人になって精神のケースとして戻ってくる。 ・障害や福祉関係は「やれた」という成果を感じることが少なく、仕事の中で喜びを見出すことが難しい ・感染症の場合は達成感は得やすい。 ・達成感の得られる事例と会えたり、ADLが改善したことについて家族と振り返りが出来たり、時間をかけて関わることで人が変容していくのを目の当たりにしたり、地区・地域の人と協働していると感じられたり、施策や予算づけしたものが形になった時に保健師になって良かったと感じる。 【参加した卒業生の感想】 ・まったく違う事業など聞けて勉強になった。 ・県のHCを目指す後輩がいて元気になった。 ・知らないこと、自分の担当分野の最近の動向が聞けて勉強になった。また続けてほしい。 ・日ごろの悩みを聞き、みな同じところでつまずき、乗り越えていってるのを実感した。他のPHNや多職種と交流する機会を大事にして学びを得ていきたい。 ・県のPHNの役割を見直せたような気がする。 ・分野は違っても皆さん同じことに悩み、同じことにやりがいを感じているのだなあと思った。後輩の皆さんにPHNの魅力が伝えられたのかは不安です(笑) ・ほぼ愚痴のような話をしてすみません・・・。ただ毎年好きな話をして共感しあえることが、仕事へのモチベーションアップになっています。 ・先生のお話や学生のころの振り返りができ良かった。 ・他市町村や県の活動について聞けてよかった。活動の中での難しさや課題を共有できてよかった。 ・他の自治体の様子が分かりよかった。自分たちの中では気にもしていなかったことが、当たり前ではないということを認識する機会となった。 ・グループ内の他のPHNの話を聞けただけでなく、自分の仕事やこれまでのことを振り返ることができてよかった。 ・県のPHN同士でいろいろな話ができてよかった。交流会で自由な交流タイムを設けてもらえるとうれしい。 ・日々多くのことが変わり、自分の業務以外の変化がみえにくくなっているが、最近の話題を知ることができてよかった。 ・今後も頑張ろうと勇気づけられた。 ・講義では普段じっくり保健衛生ニュースを読むなど、国の動向を把握する時間もエネルギーもなかったので、ポイントを絞って話してもらえたのは有意義だった。グループディスカッションでは自分でこれでよいか迷っていたところを話すことで、次にチャレンジしてみたいことがみえたので話してよかった。 ・いつも不平不満を口にしてしまい反省するが、皆さん部署は違ってもそれぞれにPHNとしての役割や存在意義について悩みながら仕事をしていることがわかり、少し気持ちが楽になった。 ・先生方を中心に企画運営してくださるおかげで、いつも気軽な気分で参加できる。こういう気軽さがうれしい。 【保健師として就職する・保健師を目指す学部生の感想】 ・成人保健に主に関わりたいと思っていたが、人として全ての出発点である母子保健にも関わりたいなあと興味がわいた。 ・仕事をしていく中で困るところや悩んでいるところを実際に働いているPHNの声で聞くことができてよかった。 ・PHNとして就職する前に、先生の講義とグループディスカッションで現役のあらゆる分野で活躍されるPHNの話を聞けて、とても楽しく勉強になった ・単独配置や異動による悩みをお互いに相談したり、意見を出し合ったりするところに同席し、このような場でお互いに話し合えるのはとてもよいと思った。 ・実際にPHNとして働いている先輩方の悩みや現在ある課題が聞けた。PHNの人数は少ない中で様々な分野に対応していることを知った。 ・初めて異動になった分野で働く中で、PHNとしての経験があってもいろいろな悩みがつきまとうのだなと思った。 ・母子保健以外に、障がい者や介護保険の分野で働かれている方々の話も聞けて、PHNとして様々な葛藤もあるのだなと思った。 ・県のPHNの業務にまつわる話を詳しく聞けた。これからの展望が少し見えて、とても良い機会になった。 ・学生という立場で、実際に現場で働いているPHNの方の話を聞けて、よりPHNの仕事のイメージをつかむことができた。県のPHNの行っている仕事を知ることができ、良い経験となった。 ・実際に地域で活躍しているPHNの話を聞けて、来年からPHNとして働くうえでとても参考になった。 ・PHNとしてやりがいを感じることや大変さについて知ることができて、来年からPHNとして頑張っていきたいと改めて感じた。 【交流会の様子】 受付は来年4月から保健師として働く4年生です! 受付後すぐにいろんなところで話しに花が咲きます。 城戸先生からご挨拶。みなさん、ようこそ! 表先生から保健師に関する最近の話題を提供 どのテーブルも盛り上がっています! グループで話したことをみんなで共有! 席を自由に移動して交流 塚崎先生から閉会のご挨拶 今年も皆さんと集えたことをとても嬉しく思います! また来年、お会いしましょう!! |