第6回 卒業生交流会のご報告

  

2013年11月9日(土)、第6回地域看護卒業生交流会を開催いたしました!
交流会の様子をご紹介させていただきます。

【第1部】
 講演と質疑応答
「東日本大震災における被災者への保健活動
  ―災害保健活動から学んだ平常時の保健活動のあり方―」
   講師:仙台市 健康福祉局 健康福祉部障害者支援課 地域生活支援係
        伊藤加奈子さん(1期生)
【第2部】
 グループワークで意見交換
「どうしてる?関係づくり」
 各グループからの発表

【グループワークでだされた意見】
<部署内の関係>
・月に1回、時間外で勉強をしている
・グループに分かれて(年代ごとに)グループワーク、課題を出し合っている
・地区ごとに保健師が集まって課題を出す
・センターごとに復命や資料の読み合わせ

<事務職と保健師の関係>
・事務職が上司になるとやり方が変わる⇒報告をしっかりすることで信頼関係をつくる
・「何故これをしなくてはならないか」事務職にもわかるように伝える
・顔が見える関係を作る⇒関係する課に挨拶
・事務職と一緒にケースカンファレンス

<関係づくりの課題>
・保健師だけで160人いて、1つの方法で集まるのは難しい。
・センターが違うと顔を合わせて話す機会がない。誰に頼っていいかわからない
・外部との責任の押し付け合い、誰がどこまで支援するのか?

【講演会の感想】
・今日の話をきき、まずは自分が必要と思ったことを自分の責任でしていけたらと思いました。また平常時からのそなえをしっかりしていきたいと思いました。
・わかりやすくあったかい講演で元気がでました
・イメージや思い込みにとらわれず、行ってみる、やってみるが大事だと実感しました。
・日頃の活動の仕方が有事の時に影響するので、普段の活動の仕方を考えないとと思った
・自分の働く町で災害がおこった時、どんな風に各々が動くのか十分な話し合い、共通認識がなされていないことに焦りを感じました。
・災害時の保健師の役割について考えておかないといけないと思った。実際に現地で活動した様子を聞かせて頂けて貴重な体験となった。
・想像を絶する体験をされたのだと感じます。自分には何ができるのだろうと改めて思いました。
・まずは一緒に行ってみること、という伊藤さんの言葉がとても印象に残りました

【グループワークの感想】
・まずは自分から足を運び顔が見える関係づくりが大切であることを強く感じました。
・同じことを思いながら、皆さんそれぞれ頑張っておられるのだなと思い、元気をもらうことができました。
・電話で連絡をとるときも、顔を知っているか知っていないかで関わり方が変わってくるのだということが印象的でした。
・年数も部署もちがう方と意見交換ができてよかったです。
・“顔の見える関係”“飲み二ケーション”“報連相”“やってみないと、きいてみないとわからない”ということがとても印象に残りました。

【参加して下さった卒業生のみなさんの感想&メッセージ】
・毎年参加させていただき、同級生、先輩、先生、後輩に会え、とても元気をもらえています。また来年もぜひ参加させてください。
・同じ立場の仲間と話すことができて、とても癒されました。
・同じような思いを共有したり、自分の自治体では行っていない取組を聞くことができた。集まるだけで皆頑張っているのだと感じて元気になりました。
・来る前は少し緊張しますが来たあとは来てよかったなと思います。
・毎年楽しみにしています。大学に来れること、先生方の顔が見られることで学生気分に戻れます。(笑)
・先輩保健師の皆さんと気軽にお話させていただいたり、同期のみんなと再会する機会にもなっているので、本当にありがたく思っています。

【保健師を目指す学部生の感想です】
・保健師になりたいというモチベーションが上がった。
・実際に現場で働かれている方の悩みや、仕事内容を伺い、新しい発見やイメージと異なる点も多く勉強になった。
・卒業生が集まり、交流できる場がるのはとても良いと思った。私もいつか卒業生という立場でまた参加して、内容がわかって意見交換できる立場になりたい。

【今後の交流会についてのご意見をいただきました!】
・年代でグループ分け、というのも試してみては!と思いました
・庁内での保健師の仕事のPR、保健師という職種のPR法について知りたい
・せっかく沢山の方がおいでるので、グループ外の人とも話せたらいい
・交流会の時間が足りないように感じた

【交流会の様子です!】


今回の受付は来年度から保健師予定の4年生です。


城戸先生からのご挨拶 みなさんようこそ!


ご後援いただいた仙台市健康福祉局の伊藤加奈子さんです。
東日本大震災の実体験から、実際に現地で活動した貴重な体験を聞かせていただきました。




東日本大震災当時、現地で派遣を受け入れた側の保健師としての思いや、実際派遣として訪れた経験のある保健師の思いを語りあうことができました。